病院、名古屋駅、愛知県図書館へ

先日受けた前立腺がん検診の結果を聞きに行くため、地下鉄に乗って再び東海病院を訪れました。

今日は11時半までに入れば良いので、ゆっくり10時に家を出ていきました。

余裕で病院に着くと、ざわざわとして先日と比べると、来院者が随分と多くて一体何事かと思われるほどでした。

相変わらず老人は多いのですが、中年の主婦やら、サラリーマン風の男性の姿も目立ちます。

診察券と先日もらった予約票を案内の女性に渡して、待つこと10分位で、診察室へ通されました。

先生の丁寧な説明があって、PSA値が一桁小さいので、次回は70歳になった時に前立腺がん検査を受ければ充分と言われ、ほっと安心して診察室を退出しました。

会計を待つ間、持ってきた小説を読んでいましたが、隣に90は過ぎていようかと思われるお爺さんと、背中が異様に90度くらい曲がったお婆さん、そして白髪の息子と思われるひょろりと背の高いやせた男が話をしているのが聞こえてきました。

お爺さんはもうぼけているのか、あらぬことを口走り、息子に叱られています。

お婆さんも同じかと思ったら、外見に似合わず、こちらは言うこともしっかりハキハキして、お爺さんをたしなめています。

立派な息子に病院へ連れてきてもらうほど恵まれた老夫婦です。

この病院の正式名は国家公務員共済組合連合会 東海病院という大層な名前ですが、この老人もかつては国家公務員だったのかもしれません。

かつては家庭を経済的に支え、威厳も尊敬もされたであろう父親が、年老いて惚けてしまうというのは悲しいことです。

こんなに医学が進んだといっても、痴呆老人一人救う事さえ出来ません。

私も会計を終えて、帰りは丁度、無料送迎車の出発案内の声掛けがあったので、駅まで載せてもらうことにしました。

驚いたことに私の他は誰も居なかったらしく、一人で送迎車のトヨタスペイドに乗りました。

ダッシュボードは安っぽいですが、天井も高く、後席は広々としています。

左側が一枚ドア、右側が2枚ドアでしかも後席側はスライドする凝った造りで、次に車を替えるのなら、これで充分ではないかと思えました。

駅に着いてから、今日は出てきたついでに、三省堂へ寄って行こうと思い地下鉄の乗り継ぎ、名古屋駅までやってきました。

名古屋駅はきらびやかな多くの店と洒落たモールに、まるで東京と変わらないのではないかと思われるほどの人波でごった返しています。

ゲートタワーをエスカレーターで8階まで登り、三省堂までやってくると、いつ来ても人が多いのに驚きます。

名古屋は人が増え続けていると言われますが、実感としてそのように思われます。

三省堂では1時間半過ごしましたが、長時間立ち放しなので、いい加減腰が痛くなり、トイレへ寄ってから帰ることにしました。

ここまで来たのだからついでとばかりに、鶴舞線丸の内駅から徒歩5分のところにある愛知県図書館に寄ることにしました。

愛知県図書館では、1階の一面巨大なガラスの向こうに広がる森に向かって、2人机を占領して、4時半過ぎまで過ごしました。

中は広すぎて、視聴覚設備や蔵書もほとんど探索せずに帰って来てしまいました。

次に愛知県図書館へ行ったときは、もう少しゆっくり余裕を持って、中を見て歩こうと思います。