瀬尾まいこの「そして、バトンは渡された」は、物語の流れが終始ハッピーで、幸せ感溢れる小説

朝5時、薄暗くて、まだ夜の内かと思われました。リビングは29.7度、まだ窓を開けるのは早いかと思いましたが、思い切って開けました。

ベランダのサッシだけ開けると、朝の爽やかな空気が入ってきました。

天気は台風一過とはならず、曇り日になるようです。

天気予報では名古屋は、曇り所により晴れ、最低26°、最高31°、風速: 0.28 m/s、湿度: 89%、どこへも出かける予定はなかったのですが、何かを忘れているような気がしてなりません。

汗だくになりながら、北の部屋と寝室に掃除機をかけました。

顔から背中から、いくらでも、汗が噴き出してくるのには、我ながら驚きます。

掃除が終わってから、シャワーを浴びすっきりしました。

昨夜、瀬尾まいこの「そして、バトンは渡された」を読み終わりました。

今回は妻が先に読んでから、私が読みました。

読み始めて、面白くて、さくさくとページが進み、あっという間に読み終えました。

バトンリレーのように、母親2人、父親3人が、次々と入れ替わっていく、少女の小学校1年から中学、高校、そして結婚と、絵で描いたような青春小説です。

親が次々と変わっていく設定は変わっていますが、物語の流れが終始ハッピーで、幸せ感溢れる小説です。

それだけに、これは現実的にありえないなと思えるようなところもあって、何となく女性目線の少女小説の観が無きにしも非ずといった面があります。

最後の3番目の20歳年上の義父とのため口による会話を交える生活を語る合い間に、主人公・陽子の生い立ちが描かれていきます。

高校でのイジメで、陽子に対する、毒のある旧友の言葉や、義母の梨花との一日170円の月末生活など、辛いエピソードもありますが、いつでも笑って楽しくが全編に貫かれています。