カズオ・イシグロの「日の名残り」を読んでいます

今日はほぼ曇りの予報でしたが、日差しはありましたし、良い天気といってよい一日だと思います。

気温は最低10度、最高20度で、春爛漫の温かい、むしろ日中は外では軽装で丁度良い陽気だったと思います。

今日は一日家に居ました。

ニュースでは東京で、新型コロナウィルス感染者が昨日41人に続いて47人増えて大騒ぎです。

小池百合子都知事が急遽会見をして、このまま推移すると爆発的な感染オーバーシュートにより、最悪ロックダウン都市封鎖の事態になりかねないとの恐れもあり、都民に対して不要な外出を控えるよう訴えかけました。

昨日は安倍首相のオリンピック開催1年延期の会見がニュースで流れましたが、新型コロナウィルスに関しては慌ただしい展開です。

国内のCOVID-19の患者数は北海道162人、東京160人、愛知県139人、大阪府123人と増え続けています。

人口比からすると東京は名古屋(患者数134人)の4倍ですから、540人くらい増えても不思議ではないのですが、この2日の88人の周囲にどれだけ広がっているのかこの数日は恐ろしいくらいです。

これ以上広がらないことを願うばかりです。

今、カズオ・イシグロの「日の名残り」を読んでいます。

英国の執事が主人から数日の休暇をもらい、主人から借りた車で旅をする物語です。

執事の品格や仕事に対する誇りについて、旅のエピソードと過去の思い出とともに語られていきます。

これは一体どのような小説といったらよいのか迷うのですが、一般の人間に敷衍すると、その人となりをこうあるべきと、こうなってしまったを淡々と書き綴ったものといえるのかもしれません。

英国の田舎の村々や田園の美しい風景が挿入されていて、おぼろげな味わい深い余韻を与えます。

まだ最後まで読み切っていませんが、このままピークも無く終わるのだろうかと思っています。