衝突被害軽減ブレーキは過信しないことが重要

4月24日、月曜日、少し曇り気味の天気で、少し風がありましたが、外を歩いているうちに気にならなくなりました。

遠くからメールが届くのですが、そこには全く別の生活が、異なる感覚で日々営まれているはずで、少し奇妙な感じを受けます。

立場を変えて、向こう側から見れば、こちらも随分と奇妙かもしれません。

確かに、私自身、ほんの10年前の会社生活の世界から今を見たら、十分不思議世界に見えるはずです。

名古屋の天気は、曇り、最低8度、最高18度、風速0.83m/s、湿度50%、日によって気温が随分と変わり、油断すると風邪をひくかもしれません。

ネットを観ていたら、自動ブレーキが作動しない場合というのを公開していました。

2017年の少し古い統計ですが、自動ブレーキを装備していて起きた事故は340件有り、そのうち、作動しなかったのが24%72件、勝手に作動したのが249件、その他が3件でした。

自動ブレーキで上手く停止できない場合として、雪道や雨で滑りやすい路面、12%の下り道では、車自体が止まり難くなり、自動ブレーキが作動しても衝突することは考えられます。

プリウスは、JNCAPテストで対停止車両50km/hでも停止する性能がありましたが、郊外の暗い道路を模した試験路では、30km/hでも回避できず、ターゲットに衝突してしまいました。

JNCAPで2016年に満点を獲得した現行型セレナは、通常は60km/hで歩行者も感知、停止できる性能を持ちますが、ワイパーを高速で動かしても前方が視認しにくくなるような雨量では、40km/h程度でも衝突しました。

また太陽などの逆光で、カメラなどの情報が上手く取り込められないとやはり、自動ブレーキは上手く作動しないことがあります。

ステレオカメラを採用するレヴォーグ(アイサイトver3)ですが、障害物を認識し、ブレーキをかけましたが、角度が変わり光がカメラに差し込むと、障害物を見失いブレーキが解除され衝突しました。

元東京地検特捜部長の石川達紘(たつひろ)弁護士(78)が2018年2月、最高級車レクサスLSを運転中に起こした事故では、乗っていた車が自動ブレーキなどを搭載した「安全運転サポート車」でした。

車はガードパイプをなぎ倒して歩道を歩いていた自営業の男性(37)をはね、道路脇の店舗に突っ込んだ後、男性は搬送先の病院で死亡が確認され、石川氏も右足を骨折しました。

仮にペダル操作のミスでアクセルを踏み込んだとしても、障害物のない普通の道路を走っていたら、車のシステムは運転者が意識してアクセルを踏んでいると判定し、『運転者の意思』を尊重して自動ブレーキは作動しないとのことです。

さらに、「障害物を検知したとしても、自動ブレーキが利くための上限速度を超えて突っ込んでいけば止まることはできない」との説明でした。

いずれにしても、衝突被害軽減ブレーキは、あくまでも補助機能であり万能ではないことを知り、過信しないことが重要です。