平均気温が25~26℃を下回ると、シャワーで済ませずお風呂にお湯を張るようになる

10月3日、月曜日、また新しい週の始まり、とてつもなく早く感じられると言うことは、無為の1週間を送ってしまったことの証かもしれません。

妻に頼まれた郵便局の用事を済ませた後、イオンへ寄りました。

マスクをした老人が2人、エスカレーターで下り、スックとした姿勢で、足早に出口へ向かって歩いていきます。

まだ、現役として使えたものをと思いましたが、プライドを損なわない立ち位置で仕事を続けるのは、相当難しい時勢ではあります。

かくして、男たちは、定年退職で、ぽっと空いた白い空間の中で、ともかくも、歩き始めます。

今日の名古屋は、曇り、最低21度、最高28度、風速4m/s、湿度56%、秋の入口で躊躇し、足踏みしながら、行きつ戻りつの陽気です。

我が家は、夏の暑い時期は、シャワーで済ませてしまうのですが、秋が深まり肌寒くなると、さすがに風呂を炊くようになります。

そのタイミングが、毎年バラバラで、風呂を炊き出すのは、妻の一存で決まります。

私は、風呂はカラスの行水で、サッと済ませる質ですが、妻はゆったり入ります。

一般的に、夏はシャワーで済ませてもいつ頃から湯船に入り始めるかについて、ある統計では、「平均気温がおおよそ25~26℃を下回るようになると、シャワーで済ませずお風呂にお湯を張る入浴スタイルとする家庭が増える」とのことです。

東京において平均気温が25.5℃を下回る平年日は気象庁のHPで調べると、9月2日だそうです。

つまり、例年であれば9月上旬から「シャワーで済ませずお風呂にお湯を張る入浴スタイルとする家庭が増える」ということのようです。

我が家も、例年、風呂を沸かし始めるのは、9月末頃だったような気がします。

ところが、今年は10月に入っても、妻のまだシャワーでよいとの一言で、シャワーのままです。

統計の気温説によれば、温暖化のためか、我が家のリビングの夜の室温は、窓全開にしても、まだ27度を下回ることがありません。

従って、風呂にお湯を張るタイミングが遅くなっている理由についても納得です。

因みに3月と11月の気温は同じくらいなのだそうです。

一般的に、3月は暖かく、11月は寒い印象があります。

一年で最も寒い2月を過ぎて、これから暖かくなっていく期待感の高まる昇温期と、雪も降り始める12月、1月の厳寒に身構える降温期の人々の季節感の差から、同じ温度でも季節によって感じる陽気(体感温度)が異なるためだそうです。

人の体感の正直さと騙されやすさの相反する妙が、興味深くも面白い事例でした。