街を歩きながら未来を想う

5月31日、火曜日、5月もとうとう最終日となりました。

明日からは新たな6月の始まりです。

空は曇っていて、朝方6時少し前にゴミ出しをした時は、小雨が降っていました。

黒いTシャツ短パン姿の30代ぐらいの男が、ジョギングで走り去っていきました。

今日は午後から図書館へ、今月最後の予約図書の受領のため出かける予定です。

名古屋の天気予報は、曇り、最低15度、最高26度、風速0.56m/s、湿度85%、午後から青空が見えてきて、朝方とがらりと変わって、子供たちの声が街頭に響く晴れやかな天気となりました。

図書館へ出るついでに、栄のジュンク堂へ新刊雑誌を見に出かけました。

地下鉄は平日の午後ではありますが、若者が多く満席でした。

どうして、こんな時間にと思われるほどの多さでしたが、大学生たちでしょうか。

若くて健康そのものの彼等をみていると、本来なら皆働いている時間だろうと思うのですが、私の偏見なのかもしれません。

3つほど駅を過ぎて、ようやく座ることができると、隣の女性は一心不乱にスマホを操作し見ています。

スマホが登場するまでは、なかった風景ですが、このような小道具が登場することによって世界は一変してしまうのかもしれません。

スマホの次にやってくるのは一体何でしょう。

VRのHMT(ヘッドマウントディスプレー)であろうと言われて久しいですが、大きなゴーグルのようなものは、物理的に長い時間装着し続けることは無理だろうと思います。

恐らく、お婆さんが、普通にかけられるほどに、小さく軽いメガネ程度の小型化軽量化された製品が登場するまでは普及しないだろうと思われます。

栄駅に着いて、ホームに降り立つと、ここでも若者たちの波で、階段も彼等で渋滞しています。

改札を出ると、どこかへ吸い込まれるように、彼等は散っていくのですが、一体どこへ行くのでしょう。

東京でもない、ここは地方都市である名古屋の一駅です。

少し不思議な感覚に囚われながら、彼等の後ろ姿を目で追っていました。

地下街の一隅にあるジュンク堂の広い書店へ入っていくと、中にはぱらぱらとまばらに人の姿が認められます。

昨今、本はあまり読まれず、街の書店は次々と閉店されています。

恐らく、将来的に、ネット書店以外には生き残れなくなるのかもしれません。

物理的な本よりも、少し安くなった電子書籍が普及するのかもしれません。

まだ、コロナ対策のため、いくつかの雑誌は専用のゴムバンドが十字にかけられていました。

確かにコロナ感染者も減ったとは言え、このところほぼ横ばい状態が続いています。

コロナ感染は次々と変異種が出てきて、これからも延々と続いていくのかもしれません。

予防接種も4回目が始まろうとしています。

数ヵ月毎にワクチンを打ち続けると、人の体も少しづつ変わっていくのではないかと思われてしまいます。

こうして、普通に生きていることそのものが、サバイバルになってしまうのかもしれません。

世界のどこかで、コロナ感染に苛まれている貧しい人々を救わなければ、コロナ感染の終息は無く、富める国に住む人々も永遠にコロナ感染から逃れることができないのでしょう。