フィリップスシェーバーのbottom unitは分解できない

今日も、幸いなことに好天です。

明るく、平穏な朝を迎えることができることは、どんなに恵まれて幸せなことか、あらためて感じます。

皮肉なことに、幸福感は、不幸感を想像できないと、感じらません。

過去の痛みや悲しみが深いほどに、今が幸せとはシニカルなレトリックです。

痛みや悲しみを経ることなく歳をとることはできませんから、老年に達すると、皆平和で幸せな心持ちになるのが道理です。

今日の名古屋は、晴れ、最低19度、最高31度、風速2m/s、湿度59%、月曜日、かつて最も憂鬱な週の始まりであったものが、今はとても静かだ。人々がエスカレーターに乗って交差する。小さな女の子がリスのように、柱に隠れてひょいと向こう側へ駆け出す。

フィリップスシェーバーがバラバラになった状態で、これ以上外す方法が分からなくて中断しています。

摩耗して外れたヘッド以外の2つのヘッドが外れないと、型取りをしてプラリペアを使うことが困難です。

バネも邪魔なため、外したいところですが、圧入して抜け止め処置がしてあるため、取外しは難しそうです。

摩耗した部分を肉盛りしようとすると、ヘッドを組んだ状態で、作業することになり、かなりハードルが高くなります。

このフィリップスシェーバーのヘッドにはネジを使って部品が組まれていません。

バネ一つ見ても、締結方法として嵌め込みを主体としていて、プラスチック歯車の軸も緩みを回避するためカシメを使っているのを見ると、構造としてバラすことを想定していないのかもしれません。つまりは部品を組み替えて修理することは考えていない作りのように見えます。

11年前購入した当時は3万円もして、トップランクから次ぐらいの高い買い物でしたが、複雑な動きをするヘッドが使い捨てであったとは、今にしてようやく理解しました。

小さなヘッドが、複雑な形状をしたプラスチック部品の組み合わせで、あらゆる方向に動く一種のユニバーサルジョイントの機能を盛り込んでいます。

歯車の正常なかみ合いには疑義がありますが、それでも3つのヘッドに回転を伝達する方法は独特です。

何ら潤滑剤を用いることなく回転させるプラスチックを主体とした構造は、未来永劫使い続ける作りではありません。

そのため、ヘッドごと簡単に交換できる構造としたのかもしれません。

このヘッドが、年金生活者としては、かなり高価で、なんとか摩耗部分だけを修復して延命させようとしているのですが、残念ながら、ネットでもshaver bottom unitと称するこの部分を分解した情報は皆無です。