名古屋ではほとんどが1月7日松の内で1月15日どんと焼きもある

朝からどんより曇っていて、雪もパラパラと舞っていました。

1月6日、木曜日、一般に1月7日が松の内と言われますが、関西では1月15日までです。

思わぬ相手からの年賀状が届いた場合に、松の内に、こちらからも年賀状をお返しするのがお正月のマナーですから、気を使う日にちではあります。

ここ名古屋では一体いつまでが松の内なのかと思ったら、過去のブログで書いていました。

熱田神宮の大鏡餅が鏡開きで参拝者に頒賜(はんし=お餅の配布)されるのが2020年は1月8日ですから、ここ名古屋では松の内は1月7日ということになりそうです。

尾張国一宮の真清田神社では、1月15日に松の内の終わりの日に行われる左義長「どんど焼き、或いは、どんと焼き」が行われます。

また名古屋市千種区にある日泰寺や城山八幡宮では、1月15日に「どんど焼き」が行われていました。

名古屋市西区の伊奴神社の左義長は毎年異なり、今年は1月10日です。

正月行事に区切りをつけるため、1月15日を「正月事終い(しょうがつことじまい)」といい、12月13日の「正月事始め」から準備を始めた正月行事が終わります。

松飾を外すことを「松上がり」と呼び、取り払うことを「松送り・松納め」と呼びます。

ここ名古屋は、関東と関西の両方の風習が残る不思議な地域です。

私が名古屋へ来て、43年以上が経ちますが、正月の流儀も川向う一つ違うと、全く異なることがありますから、他所から来ると、この地は普通一般が分かり難い土地柄ではあります。

熱田神宮に倣って、1月7日に正月飾りを外し、翌週の1月15日に、日泰寺や城山八幡宮へ門松やしめ縄・正月飾りをまとめて持って行き、焼いてもらうといった感じでしょうか。

左義長では、化学繊維やプラスチックを含むものを燃やすことはダイオキシンの発生抑制のため禁じられているので、それらを含むお守りやお札は燃やせません。

門松やしめ縄・正月飾りであっても、予めビニール、プラスチック、化学繊維の類は外して持っていかないといけません。

名古屋の城山八幡宮では、左義長に人形や写真アルバム、ランドセル、ハンドバッグまで持ち込まれたことがあるそうで、思い入れのあるものなのでしょうけれど、受付で断られるそうです。

神社で、正月飾りを燃やすという行為は、火に対する畏怖や信仰心に根差しているため、その地での伝統風物詩として定着しているのかもしれません。

今日の名古屋は、曇り、最低2度、最高5度、風速0.28m/s、湿度60%、昨日の予報で晴れると思っていたのに反し、朝から空は雪雲に覆われていました。と思いきや午後晴れ間が見えました。