車を弄るときは、いつも最後まで行きつくことができるか不安

朝からぽつぽつ降っているようでした。

これから一雨ごとに、さらに気温が下がっていくのかもしれません。

今日こそは、タペットカバーのパッキンを交換するべきでした。

いつも車を弄るときは最後まで行きつくか不安なのですが、手順は分かっているのですから、いくら逡巡しても始まらないので、飛び込むつもりで実行あるのみです。

たいがい、いつも作業が止まってしまうのは、ゴムホースが外れない、ボルトが緩まないというものです。

以前ECUのボックスを外すとき、取付ボルトが緩まず、頭がほとんど舐めてしまった状態で、もうほとんど諦め状態でした。

このネジが緩まなかったら、車を廃車に出そうと思ったほどでした。

もうこれが最後とばかりに、長い柄を付けて回したとたん、手ごたえが無くなって、とうとう頭が完全に舐めてしまったかと思った瞬間、ネジは緩んでいて、どんなにか嬉しかったことか筆舌に尽くしがたいです。

もうそこのネジだけが最大の障害で、あとはすんなりといき修理は無事に済みました。

ディーラーで法外な修理費を払うことも、廃車にすることもなく、車は車検も無事通って、その後、車は順調に走ることができました。

今日の名古屋は、雨、最低13度、最高16度、風速1.11m/s、湿度94%、雨が一日しとしと降って陰鬱な日です。

いつも車を弄るとき、予め色々準備するのですが、一番肝心な物を忘れ地団太踏むことが多いです。

緩まないボルトを、柄の短いラチェットで、いくら体重をかけガンガンと回そうとしても全く駄目です。

金づちを持ってきて柄に軍手を巻き、こんこんと打ち込んで、軍手の生地が破れてしまって、ボルトの頭も舐め気味になり、安物のソケットも合わせて傷みだしても、全くびくともしないことに呆れます。

アルミ本体を締結しているボルトを衝撃でも緩まないほど締めこむとは、一体どれだけ長い柄の工具で思い切り締めたのだろうかと憤ります。

ネジが緩むことを願ってKURE55をスプレーし、諦めて家へ戻り、メガネレンチを持って戻ってきます。

そしてメガネレンチの柄の端を持って、体重をかけて回すと、鈍い感触でぐにょッと緩みました。

ネジは適正な工具を使わないと緩まないという左証でしょうか。

ホース類が嵌め込んであるところは、とても大変です。

ちっとやそっとでは外れません。

思い切り引っ張り、千切らんばかりに何度か試している間に、張り付きがあるところで剥がれるのか、キューと抜けます。

何本か外しているうちに、最後はどれがどれだか分からなくなってしまうのではないかと心配になってきます。

予めネットから拾って準備した分解写真を見ながら作業するのですが、その通りやっても部品が外れず、よくみると、数本のゴムホースやコネクターをさらに外さないといけないこともあります。

大きな部品を外して、ようやく最後のフタを外そうとしたら、ゴムパッキンが完全に張り付いていて押しても引いても、さらに軍手を巻いた金づちでコンコン叩いても、全く動きません。

そのうちに、辺りも暗くなってきて、懐中電灯を当てないとよく見えなくなってきます。

スパイ映画の中の場面ではないので、暗い中で懐中電灯頼りの車弄りの作業はとても心細くなります。

接合面にKURE55をスプレーして、今日は退散です。

車を弄るときは、いつも最後まで行きつくことができるか不安で、このまま元へ戻せなくなるのではないかと逡巡します。