映画「グリーンブック」は人種差別を描いているが、黒人ピアニストと白人運転手の心温まる交流の物語

明日は雨の予報となっているので、午後から曇ってきました。

暑くもなし、寒くもなしですが、カーディガンやフリースをしっかり着込んでいます。

久しぶりに西友へ車で買い物に出たので、お米をはじめ思ったりより買い込んでしまいました。

駐車場の屋上へ上って西友周辺を上から眺めてみました。

屋上で、ホンダ・フィットを駐車した青年が、ボンネットを開け、ジャッキアップをしてオイル交換でしょうか、車を弄っていました。

1段下がった屋上にもう一台、ワンボックスが停まって、中で数人が話をしているようでした。

今日の名古屋は、曇り所により晴れ、最低14度、最高19度、風速0.28m/s、湿度54%、夕方怪しい空模様となりました。

久しぶりで、アカデミー賞受賞作の「グリーンブック」を観ました。

この映画は、ジャマイカ系黒人のクラシック系ピアニストであるドン”ドクター”シャーリーと、シャーリーの運転手兼ボディガードとして雇われたイタリア系白人トニー・ヴァレロンガによって1962年に実際に行われたアメリカ最南部を回るコンサートツアーを描いた映画作品でした。

監督はピーター・ファレリー。主演はヴィゴ・モーテンセン。共演はマハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニらでした。

第91回アカデミー賞では作品賞・助演男優賞など三部門を受賞しています。

そもそも、グリーンブックとは、1876年から1964年にかけて存在した、黒人の一般公共施設の利用を禁止、制限した法律である米国南部諸州の州法の総称であるジム・クロウ法の時代に、自動車で旅行する黒人を対象として発行されていた旅行ガイドブックです。

書名は創刊者であるヴィクター・H・グリーンに由来しています。

「グリーンによる黒人ドライバーのためのガイドブック」というほどの意味でした。

最初のうちは、ピアニスト・ドンと運転手トニーは、お互いかみ合わず、いがみ合い、何度か口論しますが、次第に打ち解け互いを理解するようになります。

二人は黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅を続けますが、様々な黒人差別のエピソードが挿入されて、演奏旅行は続きます。

上流階級育ちで豊かであるが故に、当時の貧困にあえぐ黒人社会から浮いた存在となってしまった孤高の天才ピアニストであるドンと、気さくで粗野で腕っぷしが強く、妻や子供たちや多くのファミリーをこの上無く愛しているトニーとの対比とやり取りが見どころです。