昨日に引き続き車のタペットカバーパッキンの交換作業

少し寝過ごして慌てて起きて、ゴミ袋をさげて、外へ出ました。

すっかり夜が明けて、今日は快晴です。

まだ誰もゴミを出していませんでしたので、巻いてあるネットを引いて広げ、ゴミ袋一つを真ん中へ置きました。

戻ってくると、女子中高生か、駐輪場から自転車に乗って出るところでした。

どこの子供か分かりませんが、小さい挨拶をして、相手に伝わったかどうか、どちらでもよいというそぶりで、すたすた歩いてエントランスへ回って中へ入りました。

70にもなって、同じマンションの子供を避けるとは、私はよほどの人間嫌いか、偏屈な孤老の世界へまっしぐらです。

今日の名古屋は、曇り所により晴れ、最低13度、最高21度、風速0.83m/s、湿度73%、明るく幸せなサニーデイです。

昨日に引き続き、車の修理です。

タペットカバーが固着して、うんともすんとも手ごたえ無く昨日は夕方時間切れで諦めたのですが、帰ってきてネットを調べました。

車のタペットカバーパッキンを自分で交換しようとする人は随分といるもので、それぞれSNSなどにに投稿しています。

ある人は、タペットカバーを、押しても引いても、ハンマーで叩いても駄目で、仕方がないので薄い金属製ヘラで、力を入れてゴシゴシとパッキンの接触面に押し入れ、50~60分かけてほぼ全周を回ったところでようやく外れたようです。

別の人は、接合面にマイナスドライバーなどを差込みこじるようなことをすると接合面に傷を付け油漏れとなる恐れがあるので、決してやってはいけないとし、少し大きめのプラハンマーかゴムハンマーで4隅を最初は軽く叩き、次第に強くしていって、根気よく叩き続けると必ずゴムパッキンの固着は剥がれると説明していました。

私は後者の意見を採ることにしました。

昨日は偶々、家にあった金づちに軍手を巻いて叩きましたが、アルミカバーが割れそうでやめました。

昨日の作業の続きを始める前に、作業にあった道具を使うと、不思議なほど捗るの習わしに従って、100均で、8オンスのゴムハンマーと、細かい手作業をするために手にピッタリするすべり止め付きの手袋を購入しました。

それぞれ100円ですから、税込み220円です。

早速、車のボンネットを開けて、タペットカバーの4隅を叩き始めました。

10分ほど叩き続けていると、一番奥側を叩いたときに、こもった音に変わりました。

タペットカバーに手をかけて押し引きをすると、わずかですが、カバーの上側が動きました。

しめたとばかりに、今度は手前側を何度か叩き、真ん中辺りを叩くと音が変わりました。

手で押し引きをすると、カバーが前よりも動くようになり、外れることを確信しました。

少し余裕ができたところで、もう一つ交換するものであるイグニッションコイルのカプラーを先に交換することにしたした。

このカプラーは熱による経年劣化で、もろくなってしまうというものでした。

3個あるうちの2個が既にレバーが折れていました。

一番手前のカプラーを手に取り、端子を外そうとすると、中のプラスチックがポロポロと割れて落ちました。

結局、3個とも、バラバラになって簡単に壊れました。

よくぞこんな物で、車が問題無く動いていたものです。

ところが、この最初のカプラーに端子が上手く入りません。

諦めて、他の2個のカプラー交換をしましたが、カチッとクリック感があり、問題なく奥まで入り、白いプラスチックの部品を押し込むとロックされました。

最後のカプラー1個は後回しにして、タペットカバーを100均ハンマーで、さらに数回強めに叩くとアルミカバーは外れました。

古いゴムカバーを、エンジン側に残して外れました。

古いゴムカバーは少し硬くなっていましたが、折れて切れるほどでは無く、ある程度弾力を残していました。

早速、パーツクリーナーを染み込ませたウエスで、タペットカバーのゴムパッキンが入る溝と相手側の接合面を、きれいに掃除しました。

そしてタペットカバーの溝に一番頭の湾曲した部分からゴムパッキンを手で押し込んでいきました。

このような作業は、手にピッタリした手袋でないと上手く出来ません。

エンジン側のコーナーに黒い液体パッキンを手で盛って、タペットカバーをゆっくり乗せていきました。

大分ゴムパッキンが厚いです。

タペットカバーはゴムパッキンの上に乗って浮いているようです。

ネジを差込み、真ん中あたりからラチェットを使って放射状に締めていきました。

最後に購入したばかりのトルクレンチを使って、8.5Nmで、カチリと鳴るところまで締めこみました。

排気側のタペットカバーが終わると、吸気側はもう要領を得ているので早いです。

吸気側のタペットカバーのパッキンを交換し再び乗せてボルトで締め終わるとホッとしました。

少し驚いたのは、吸気側の頭の湾曲した部分のゴムパッキンがよじれているように見えたことでした。

確かにそのあたりから、オイルが漏れていたようでした。

タペットカバーが済んだところで、最後のカプラーですが、やはり中々上手く入りません。

ラジオペンチで端子の先端を少し押しつぶして、ようやく他のカプラーと同じ程度には端子がカプラーの中へ入りました。

少し銅切片がカプラー先端から出てきましたが、相手との接続は、端子同士が直接繋がる構造のようなので良しとしました。

カプラーを外すために、イグニッションコイルも同時には外したのでプラグホールの掃除をすることにしました。

上から覗くと、プラグの穴の中に上から落ちたテープの切片とオイルが見えました。

切片はピンセットでできるだけ取り、ウエスを突っ込んでオイルも吸い取りましたが、完璧は中々難しいです。

プラグは6本あるので、掃除はとても面倒で、時間が掛かります。

ダストエアークリーナーがあると良いのですが、今日のところは、この掃除の途中でお開きとすることにしました。

とりあえず交換すべきものは完了したので、明日はプラグホールの続きと戻し作業です。