今日は秋分の日

今日は朝から曇り日ですが、あまり風の無い日です。

寝過ごして7時半に目覚め、慌ててゴミ袋を下げて出ました。

地上へ降り立つと、意外と心地よい風が坂下から吹いていました。

既にゴミ袋がいくつか積みあがっていました。

帰ってきてアルコープへ入り、家の扉を開けようとしたら、隣の内の扉ががちゃんと開き、御主人らしき人影が見えました。

これからご出勤の様子でした。

私が会社生活を送っていた頃は、家を出るのは何時ごろだったか、確か7時前後だったような気がします。

もう随分と以前のことのように思えます。

世間では今日が連休4日目の最終日です。

今日は一体何の日だったか、ネットで調べると、国民の祝日である「秋分の日」でした。

ということは、隣の御主人、ご出勤ではなく、単なるゴミ出しだったのかもしれません。

秋分とは「秋を分ける」と書くように、暦の上では秋の中間です。

昼と夜の長さがほぼ同じになり、この日を境に夜の時間が長くなっていきます。

二十四節気の16番目で、秋を6つに分けたうちの4番目の節気。毎年9月22日〜10月7日頃にあたり、今年は9月22日(火)〜10月7日(水)です。

秋分の初日は「秋分の日」という国民の祝日で、祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日です。

2020年の「秋分の日」は9月22日(火)というわけです。

祝日としての「秋分の日」は、前年の2月に国立天文台が官報で公表することで正式決定となります。

因みに来年以降は参考として、2021年9月23日(木)2022年9月23日(金)2023年9月23日(土)2024年9月22日(日)2025年9月23日(火)が「秋分の日」になります。

「秋分の日」は秋分の初日のことで、祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日、お彼岸の中日(ちゅうにち)でもあります。

ちなみに「彼岸」という呼び名はサンスクリット語の「パーラミター」を漢語に意訳した「至彼岸」から由来したもので、「彼の岸」「川向こうの岸」に仏教でいう悟りの世界「涅槃ねはん」があるとしました。

私たちが普段生きている世界が「此岸(しがん)」です。

秋のお彼岸のお供え物といえば「おはぎ」が定番です。

「おはぎ」は「ぼたもち」と基本的には同じもので、季節によって呼び分けるようになりました。

「おはぎ」は漢字で「御萩」と書き、萩(はぎ)は秋に咲くので秋のお彼岸に、ぼたもちは「牡丹餅」と書き、牡丹(ぼたん)は春に咲くので春のお彼岸にお供えします。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように、この頃には暑さが和らぎ、出かけるにはいい気候です。

秋分の頃に見頃を迎える花は彼岸花(ひがんばな)です。

彼岸の頃に咲くことからその名がつけられたそうです。

彼岸花には多くの別名があります。

よく知られているのは「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」、サンスクリット語で「天界に咲く花」を意味します。

いつもの一日ではありますが、「秋分の日」と呼べば、色々と含蓄のある一日ではあります。