歳をとると背中が丸くなる

朝からすこぶる天気が良く、カラッとしてさわやかです。

名古屋の天気予報は、晴れ、最低20度、最高29度、風速2m/s、湿度36%、申し分のない陽気です。

妻は実家の老父母の様子を見に行くため、私が朝食を摂っている間に出かけて行くました。

なんでも、実家の押し入れの中を整理するのだそうで、女は男と較べると活発です。

私も遅れて夕方ごろに車で行く予定です。

妻としては、93歳の義父がゴルフが趣味で、クラブを振ることがなくなった今も暇さえあればテレビのゴルフ中継をみているほどであるのに対し、私はゴルフは全く興味がないので、義父との会話の話題はすぐになくなってしまうことに気を使っているのだそうです。

義父は典型的な高齢者で、当然パソコンを触ったこともなければ、ネットを見たこともないので、ブログを趣味とする私とは全く話が合うはずもありません。

私も69歳ですから、世間的には立派に老人の範中ですが、93歳の義父とは2回り違いますからお互いに別人類と言っても良いくらいです。

とはいうものの、行けば普通に世間話くらいはしますから、義父にとっても、たまには別の人間と話して刺激にはなっているかもしれません。

93歳まで、しっかりと自立して、年金は私よりも多くもらっていますし、少し貯金ができるほどに堅実に持続的な安定した生活を送っていることは尊敬に値します。

時々訪れる娘たちや孫たちを満面の笑顔で迎え、晩酌のささやかな焼酎を楽しみとして、今でも読書にいそしんでいる姿は、高齢者としては理想的といってよいかもしれません。

むしろ、少ない年金に将来を憂え、酒もたばこものまず、ゴルフや野球にも全く興味なく、パソコン、ネットに現を抜かす私の方が規格外の根暗な人間と言えるかもしれません。

歳を取ると、ことに高齢者と言われるようになると、背中が丸くなり、酷くなると腰が曲がる老人が大半になると思われますが、93歳の義父は背中が真っ直ぐでシャンとしています。

若いころはゴルフをはじめスポーツをよくやっていたそうで、それがため、現在でも杖を使うことも無く、すたすたと足早に動き回るところはとても90代の高齢者とは見えません。

高齢者の背中が丸くなるのを「老人性円背(ろうじんせいえんぱい)」というのだそうですが、骨密度は「加齢」によって減少することが原因になっているようです。

その減少率は男性よりも女性の方が大きいと言われてます。

確かに89歳の義母は、背中が丸くなり、腰が曲がって、杖なしには長い距離を歩くことができません。

日頃からカルシウムを多く摂ることで、骨密度を高くするように食生活を心がけ、 適度な運動を行い「身体を鍛える意識」が必要なようです。