1/fのゆらぎ

今日は、夏の日差しがキラキラして、暑さも32℃を超えて本格的になってきました。

1/fゆらぎという言葉がネットにありました。

規則性正しい繰り返しの中に、乱れを含んで、なおかつ全体として心に和みを感じさせるものです。

1/fゆらぎとは、1/fの乱れということですが、この1/fという工学的な表現に不思議な語感があります。

1/fゆらぎのfは周波数です。

周波数は振動している波の回数です。

1/fで波の数に反比例する乱れを表現しています。

この1/fの乱れが、人の心に安らぎを与えるというのが、とても神秘的に聞こえます。

人の鼓動は元々、早くなったり遅くなったりを繰り返し、1/fのゆらぎを持っているので、それに同期するものに対して心地よさを感ずるのだそうです。

人は普通一般に自分に同期同調するものに対して、気持ちよいと感ずるというのは、何となく合点がいきます。

それが、見るもの、聴くもの、すべてにおいて1/fのゆらぎを感じ取ることができるということが凄いところです。

特に見るものに対して、例えば木目の一見規則正しいものにも、1/fゆらぎを感じて、心が温かくなり、しっとりした落ち着きを感じてしまうことができる人の心の不思議があります。

このことからすると、車の木目調パネルは、1/fゆらぎの理屈にかなっているので、高級車の内装から永遠に無くなることは無いのかもしれません。