コロナウィルスで大騒ぎ中なのに名古屋駅へ

今日は朝は晴れていましたが、曇り出し天気は不安定なようです。

関東甲信は積雪、関西は19℃で異常な暖かさです。

ここ名古屋は最低9℃、最高12℃で、どちらかというと関西よりの陽気です。

明日は大晴れの予定ですが、この冬は一体どうなっているのでしょう。

中国では新型コロナウイルスの猛威が収まらず、とうとう死者が100人を超えて、感染者がさらに増えているようです。

名古屋でも武漢から旅行で訪れた40代の中国人男性が1名新型コロナウィルスによる肺炎の疑いで入院収容されているようです。

このコロナウィルスで大騒ぎしている時であるにも関わらず、名古屋駅にある三省堂へ行ってきました。

なぜこの時期にと思われますが、ただ単に名古屋駅の三省堂で雑誌の新刊を見たくなっただけでした。

私の住んでいる近くの本屋さんでは最近新刊の雑誌が遅いのと、すべて一か所の本屋さんで、まとめて見られることが少なくなり、全部見ようと思うといくつかの本屋さんを回らないといけなくなりました。

名古屋市内であるにも関わらず、私の住んでいる近くでも本屋さんはフェイドアウトしつつあるようです。

ともあれ、名古屋駅まで出るのは地下鉄一本ですから、さほど行くのに時間がかかるわけではありません。

単行本を開いて読んでいる間に、名古屋駅には着いてしまいます。

着いてしまえば、人の波に乗って、何のストレスも無く、そのまま半眼状態で浮遊しながらでも、ゲートタワーのエスカレーターで8階まで登ってしまえば、そこに豪華絢爛たる本のアミューズメントフロアーが広がっています。

栄や大須を闊歩する賑やかな中国人観光客も、日本語の本ばかりが陳列された殿堂までやってくることはないでしょう。

平日の火曜日の午後の1時過ぎだと言うのに、学生らしき若者が多く、空調のせいもあって、顔が少しほてるような感じで、マフラーを解きコートの前を開けてもまだ足りないようです。

外へ出ると否応なしに体は運動をします。

歩きまわり、立ち続けることで、普段使わない体の筋力が使われ、時々悲鳴をあげて、痛さと言う形ではね返ってきます。

新刊の雑誌をあちらこちらと読み漁っている間に、普段感じたことのない耐えられない腰の痛みを感じ、やっと落ち着けたのがトイレの中というのも、外へ出たときならではです。

8階から覗く、地上の車の小ささに思わず足に怖気が走るのも、また非日常の刺激ではあります。

三省堂でいつの間にか2時間半を過ごしてしまい、5時を回って、空が薄暗くなってきたので、早、古巣へ戻らないといけない思い、エスカレーターで地上へ戻ることにしました。

帰りに図書館へ寄り、予約していたカズオ・イシグロの小説を受領して、いつものデパートの地下で大判焼きを妻に買い、すっかり暗くなった径を辿って家路に就きました。