井戸川射子の「この世の喜びよ」の第2話と第3話を読んだ

9月13日、金曜日、今日はIKEAに車で行こうと妻へ誘ったが、連日外出の妻は疲れてしまったそうで、断られました。

私は、単にマイカーを動かしたかっただけかもしれません。

不思議なもので、数日車のシートに乗らないと、あのハンドルの感触が思い出されて、何となく手持ちぶたさになるようです。

車を駆るというのは、一種の麻薬性のある習慣なのかもしれません。

今日の名古屋は、快晴、最低26度、最高33度、風速0m/s、湿度88%、なんと今日は13日の金曜日でした。

しばらくほったらかしにしていた、井戸川射子の「この世の喜びよ」の第2話「マイホーム」と第3話「キャンプ」をようやく読み終えました。

第2話「マイホーム」の話の筋は、ハウスメーカーの建売住宅にひとり体験宿泊する主婦を描いています。

小さな双子、男の子と女の子を夫に一晩頼んで、1人寝袋を持って、モデルルームに泊まる気になった主婦の心に浮かぶ言葉を淡々と描き描いています。

夫1割、子供8割、自分の生活1割の、至極真っ当な女性の心象風景が綴られ、まるでスーラーの点描画を見ているような気分になります。

第3話「キャンプ」は、父子連れのキャンプに叔父と参加した少年が主人公です。

父親たちは、高校の時の友達同士ですが、キャンプに連れてこられた5人男の子たちは自分の兄弟以外は面識がありません。

血縁も何もない年齢もバラバラな子供達が連れだって歩いていく先々の光景が描かれています。

小さな男の子達とは、こうであったかなとも思いますが、側から彼らを眺めている感覚になります。

夜遅く雷が光ったようです。

夜の内に降る雨は、あまり気になりません。

毎朝、何度か目が覚めて、明るくなった頃に窓を開けて回るのですが、雨が降ると開けられない窓もあります