フライパンの黒さびと赤さびの違い

10月1日、日曜日、とうとう10月となり、時間が無くなってきました。

昨夜、雨が降り、今日も空は曇り空、時々パラついては止みを繰り返してします。

6時頃に起きた時には、リビングの室温はまだ29度台でしたが、そのあと起きた時には、すでに妻がキッチンで動き回っていて、閉め切った寝室よりも廊下の温度が明らかに低くなっており、午後のリビング室温は27.9度となっていました。

今日の名古屋は、小雨、最低18度、最高26度、風速0m/s、湿度71%、最低がとうとう10度台となりましたが、私の住環境の温度はそれほど下がっているわけではありません。

フライパンの黒さびと赤さびは何がちがうのか、少し気になって調べてみました。

赤錆は、酸化第二鉄で、化学式Fe2O3、錆自体が赤みがかっているもので、鉄そのものを腐蝕させ、ボロボロにしていく性質を持ちます。

黒錆は、四酸化三鉄、化学式Fe3O4で表記され、一般的な鉄に対して自然に発生することはなく、鉄の表面にできる酸化膜のことで、表面に黒錆ができると、赤錆の発生を抑えることができます。

赤錆は、水、酸素に触れる。自然に発生するのに対して、黒錆は、高温に熱するか、メッキします。

そのため、鉄フライパンは、購入初期にコンロの火炎で焼き表面に黒皮を生成させ黒錆を意図的に発生させて使います。

中には、赤錆を除去した後、腐蝕している箇所に「錆転換剤」を塗布することで、化学変化を起こさせ、酸化膜を鉄の表面に強制的に作り出す薬剤もあるようです。

鉄フライパンは通常、錆び止めのシリコン塗装などが施してあるため、空焼きと言って、最初にこの塗装を焼き切る必要があります。

フライパンを中火にかけ、温まったら強火にし、色が変わるまで焼きます。

煙が出ますが、そのまま焼き続けると、中心部分が灰色に変わってきます。

フライパン全体がまんべんなく灰色になるよう、焼き続けます。

側面も同じように、色が変わるまで火にかけ続けます。

内側・外側共にまんべんなく焼き、色が変化すれば空焼き作業は終了です。

中性洗剤で洗い、火にかけてよく乾かしたあとは、キッチンペーパーを使い、油を染み込ませるように拭きあげます。

油を敷いたフライパンでくず野菜を炒めて、鉄臭さを取ったら終了です。

所要時間は2時間弱を要します。

中には、この空焼き済みの鉄フライパンも販売されています。