子供たちが作り出す朝の風景

6月23日、金曜日、寝過ごして7時半頃に目が覚めゴミ出しをしました。

道路は雨で濡れ、まだポツポツと降っているようなので傘を持って外へ出ました。

小学生や中学生の子供たちが、ぞろぞろと連れ立って道を歩いていました。

皆、ゴム人形のように丸くて小さく可愛いものです。

たいがい集団の先頭に立っているのが、秀でて背の高い女の子というのも、溌剌と清潔感があって良い印象を与えます。

立派な構えの家の前で、ランドセルを背負った小さな女の子が、送迎バスか子供集団がやってくるのを待っているのでしょうか。

その家の主らしい老爺が玄関に立ち、ちょこちょこ動き回っている孫娘を見下ろし見守っていました。

老人は醜く子供は綺麗、いずれ消えゆく過去と輝ける未来、対比と象徴、そこだけの小世界があります。

今日は走らず、歩いて街の風景を眺めながら巡りました。

ある一角で、ゴミの集積所と家の前でゴミが散乱していました。

その近くに黄色いネットが見られ、ゴミ袋がいくつか入っているようでしたので、網からネコかカラスがゴミ袋の一つを引きずりだしたのでしょうか。

最近のカラスは、ネットからそのようにしてエサを漁る知恵をつけたのかもしれません。

しばらく歩くと、家の前の散乱したゴミを片付けている老婆が、向かい側の家の主婦と話をしていました。

老婆は苦笑いしながら「仕方ないのよねえ。臭いなのかしらねえ」、やはり生ごみの臭い対策はネコやカラスに荒らされないためにも必要なことです。

また、しばらく歩くと、戸建て住宅の駐車スペースにテスラ社のEVモデル3が止められていました。

フロントレスデザインで、ラジエータグリルの無いすっきりした意匠は、ゴテゴテした日本車とは一線を画しています。

全体はヌメリとしていますが、未来感があります。

緩やかな坂を下って登ってを繰り返し、少々足が強張ってきたので、戻ることにしました。

どこからか、紺色地に虹模様のTシャツを着た女子中学生らしき集団が、ざわざわと歩いてきました。

私と同じぐらいの身長や少し低い程度の女の子たちですが、ともかく歩くのが速く、活力の横溢を感じさせました。

家へ戻ってくると、妻が起きていて、風邪はほとんど良くなったようです。

昼頃に、車を出して、近くのイオンへ買い物に行きました。

妻はこの2日ばかりは家にいたので、歩いても行ける距離でしたが、車を出しました。

27年も乗り続けたマークⅡは相変わらず、エンジン音が静かでゆったり走ります。

妻も「まだ内装もしっかりしているし、変な車に乗るくらいなら、このままこの車に乗り続けた方が良いわね」というのを聞いて、もう一回車検に通るならそれも良いかなという気になります。

今日の名古屋は、曇り、最低21度、最高28度、風速0m/s、湿度67%、雲間から時々日が射し、微風がベランダから入ってきます。