高齢者の歩行アシストのためパワードスーツというものがあるがとても高価

7月3日、日曜日、朝から雨が降っています。このところ炎天が続いていましたから、水不足も少しは緩和されるかもしれません。

テレビのニュースで観た四国のダムの貯水池に沈んだ旧役場という白い箱のようなコンクリート建屋と階段のシュールな映像が目に焼き付いています。

天気予報では、台風4号が沖縄方面から本州を縦断しそうです。

日照りが続いたあとは、大雨・土砂災害の心配、異常気象の影響ですが、異状も繰り返されれば日常になってしまいます。

名古屋の天気は、雨、最低23度、最高28度、風速0.83m/s、湿度92%、寝ては覚め、覚めては睡魔にまどろみ、一日中、夢の中を彷徨っているようです。

昨日調べた、階段を上れる車いすは高価すぎて、手にいれることなど当面望めないことが分かりましたが、それでは他に方法がないのか調べてみたら、パワードスーツというのがあることが分かりました。

パワードスーツとは、何やらSFじみた響きがありますが、人体に装着される電動アクチュエーターや人工筋肉などの動力を用いた、外骨格型、あるいは衣服型の装置で、アシストスーツとも呼ばれます。

英語名のpowered exoskeleton(強化外骨格)の方がより機能に即した呼び方のように思えます

テレビなどで紹介されるときには、かなりごつい装置を体に装着して、数十キロもの重量物を軽々と持ち上げる映像が印象的ですが、高齢者の歩行をアシストするものは、もっと簡略化されたものです。

腰にポシェット風のバッテリーとコントローラーを一体化した制御装置を付けて、腿に巻いたベルトに接続するアームを角度センサー付きのモーターでアシストするもので、製品としては「Honda歩行アシスト」や「HAL」が病院・老人ホーム・高齢者施設などでよく使われたようです。

Hondaは、歩行訓練機器と呼んでいることから、全く歩けない人が、この装置を装着した途端に歩けるようになるという強力なものではありません。

あくまでもアシストを目的としていて、今までおぼつかないゆっくりした歩きがこの装置を使って、より普通により早く歩けるまでに回復することができるかもしれないといったものです。

「Honda歩行アシスト」は、月額45,000円、3年間のリース契約ですから、それほど安いものではありませんが、現在は販売を終了しています。

またHALの同様のタイプもリースで、月額130,000円かかります。

低価格化については、まだまだ開発途上といったところでしょうか。

現実問題として、脚が不自由になってしまった90歳を越える義母は、長年住み慣れた3階にあるエレベーターの無い自宅マンションから、中々外へ出られないという日本の古い住宅事情のくびきから逃れることはできず、残された手立ては引っ越ししかないように思われます。