3日間かけた車のDIY修理作業が無事完了

今朝は寝坊して、妻に起こされました。

妻は既に起きる体勢になっていて、私は慌てて起き上がりました。

いつもは簡単に顔を洗うのですが、今日は簡単に口を漱いだだけで、そそくさと着替えてゴミ袋をさげ外へ出ました。

幸い誰にも会いませんでしたが、既に一つネットの下にゴミ袋が入っていました。

戻ろうとしたら、痩せた学生らしき男の子が出てきました。

路の真ん中を歩いてきたので、最初は坂を上がってきたのかと思いました。

しかし、小ぶりのゴミ袋をさげていたので、私の住むマンションから出てきたようでした。

互いに挨拶もなしにさっさと通り過ぎました。

うちのマンションにあんな男の子はいただろうかと首をかしげましたが、子供は成長が早いのでほんの数年で姿形が変わってしまいます。

今日の名古屋は、快晴、最低12度、最高22度、風速0.56m/s、湿度77%、昨日に引き続き良い天気です。

車の修理3日目です。

プラグホールを掃除するために、エアダスターを使おうと目論んでしました。

家を出て、まずイオンへ行き、100均を覘きましたが、そのようなものはありませんでしたので、わざわざバスに乗って家電量販店へ行きました。

広い店内で探すのは大変なので、近くの女性従業員を捕まえて場所を案内してもらいました。

随分と種類が置いてありましたが、残念ながら不燃性のものはありませんでした。

しかも置いてあるものはすべて、火気注意と書かれていて、噴出気体が、空気より重いので、シュレッダーなどでは使用厳禁でした。

凹状になったプラグホールの中のゴミを吹き飛ばすには不適なようです。

諦めて、車用のパーツクリーナーを何度も吹きかけて、ゴミを洗い流し、上からウエスで拭き取ることを繰り返すしかありません。

車の真ん中で縦6か所のプラグ穴をこの方法で掃除するのは、中々重労働で、若い連中でも腰が痛くなったとブログに良く書かれています。

確かに中腰でこれをやったら、誰でも音を上げます。

you tubeで作業をやっているのを幾つか観ましたが、ある若者が、猿のようにヒョイと、エンジンルームに足をかけて乗り、上から覗き込んでいる動画を見ました。

私もプラグ穴を掃除する羽目になって、この方法を採ることにしました。

行儀は悪いし、足にする場所を間違うと、中の機器を破損する恐れがありますが、確かのこの方法でやると腰が痛くなりません。

私の体重は57㎏ありますから、一足当たり28.5kgです。

ラジエターの上端やエアマニホールドの上ならこの程度であれば耐えられそうです。

結局2時間あまりこの体勢で、6つのプラグ穴をパーツクリーナーで流しては拭きを繰り返し、流れるオイルとのクリーナー液が薄くなり、中に入ったゴミも完全には取り切れないまでもかなり少なくなったらそれで良しとしました。

その後、最後の難関である戻し作業です。

まずは全部外してしまったイグニッションコイルを3個取り付けていきます。

並んでいる順に」番号を打ってありますが、コードが外れていると、どれがどこにつながっていたのか分かりずらくなります。

バラす前の写真を見ますが、肝心なところが、他のワイヤーなどで見えません。

しかし良くしたもので、繋がりやすいケーブルを繋いでいくと、最後にすべてが上手く繋がりました。

1か所カプラーが接続できなくて難儀しましたが、交換する前の部品が残っていたためでした。

イグニッションコイルとプラグのケーブルを繋ぎ間違えると確実にエンジンを破壊しますが、繋がるようにしか繋がらない最後の仕上がりを見ると大丈夫そうです。

まずは戻しの最大の難関の一つをクリアしました。

次はエアサージタンクに複雑につながった多くのエア配管類です。

バラすときに予め番号をマジックで入れておけば良かったと思いましたが後の祭りです。

それにしても、このような複雑な作業を生業としている整備士とは、かなり優秀な人たちではないかと感心します。

これらの作業をDIYでブログ画像に残している暴走族風の若者たちも、本当はとても頭の良いお兄さんたちではないかと見直しました。

スロットルを覗き込むと、茶色く汚れていたので、余ったパーツクリーナーを数回吹きかけて掃除しておきました。

以前よりはましになりました。

スロットルは単純なバタフライ弁で、一枚の板がワイヤー操作で開いたり閉じたりする単純な機構です。

恐らく車の歴史始まって以来、この構造はあまり変わっていないのではないかと思えます。

エアサージタンクとスロットルを組みつけてから、細々したエア配管類とカプラー類を繋いでいきます。

バラす前の写真を参考に作業していきますが、似たような細いエア配管はどちらだったか迷うこともあります。

しかし、車の配管類は径も長さも、専用に成形されたもので予め決まった位置でしか繋がりません。

無理に繋ごうとすると、とても不自然な繋がりの形になります。

サージタンクの下の手の届きにくいところに無理やり手を入れ、ピンセットを併用して繋ぐと我ながら神業ではないかと思い、自らを捨てたものではないと思わず笑みが浮かびます。

イグニッションコイルのケーブルの繋ぎと同じで、ジグソーパズルのようなものですが、分かりやすいところから繋いでいくと、路を少しづつ辿っていくように、最後まで行きつくことができます。

外したボルトもどこのボルトであったか忘れるくらいたくさんありましたが、一つも残らず全部が付くべき場所に納まりました。

難関のサージタンク周りが上手く繋がり、アクセルワイヤーとブラケットも取付け終わると、もうほとんど元の姿に近くなり、最終地点が見えてきます。

エアインテークの図太い菅とエアクリーナーを繋ぐと、その周辺の配管とカプラーを接続して、ほぼ完成となりました。

最後にスロットルのセンサーのカプラーと、作業途中でクーラントを漏らしてしまったゴム配管を繋いで、すべての戻し作業が完了となりました。

途中撮った写真を順繰りに見て、漏れが無いかを確認します。

もう一度全体を見まわして、繋ぎ忘れているケーブルやカプラー、エア配管はないか確認します。

多分これで大丈夫と思い、バッテリー端子を繋いで、もう一度組み上がったエンジンルームの景色をみて、運転席に乗りスターターのキーを回しました。

無事エンジンが掛かり、感動の一瞬です。

エンジンを回しながら、懐中電灯を持って、タペットカバーの隙間からエンジンオイルが漏れていないか確認します。

エンジンの音と排気の色を確認しても、修理作業を始める前と変わらないことに安堵します。

これで3日間に渡る、今回の車の修理作業は、無事終わりました。

もう一度エンジンルームを眺めて、これが自分でやったことかと自己満足して、ボンネットを閉じ、後かたずけをして、幸せな気分で家路につきました。

最後に、初日の雨の日も含めて、3日間場所を貸していただいた某駐車場に感謝です。