今日は私にとって60代最期の日

暑い一日でした。

朝から晴れていましたが、図書館へ行った帰りにぽつぽつ降ってきて雷が鳴りました。

私が帰ってきてしばらくして、実家へ行った妻から、これから帰る段になって雷と大粒の雨が降ってきたとSKYPEでメールしてきました。

今日は私にとっては、60代最後の日となりました。

夜12時を過ぎれば、かつて思ってもいなかった70代へ突入です。

昨日から今日は途切れることなく連続しているのに、70代と聞いた途端に、とてつもないところへ押しやられた感があります。

自分自身に老人という意識が無いので、何とも奇妙な気分です。

飛んだり跳ねたりまだできるではないか、鍛えていないから遅いけれど、泳ぐこともできるし、新しいことに挑戦することもできるはずだと思っています。

自分自身の中にある自分のイメージはよぼよぼの爺さんではなく、まだまだ若い肉体を持った男の姿であるのに、70と聞いた途端に、思い切りひっぱたかれたような衝撃を受けます。

帰ってきた妻が、明日は誕生祝いにウナギを食べに行こうと言います。

暑い夏の日の最中に生まれて70年、60代を一つ一つ数えあげてきたのとはまた違った時間の領域に足を踏み入れました。

この先は、いつその先が突然無くなってもおかしくない時空となりました。

夕飯を食べていて、妻の90歳の義母の湿疹がひどいという話を聞いていました。

皮膚科へ行って、塗り薬と飲み薬をもらってきていますが、心配な症状です。

毎日毎日生き続けることが、やっとの想いである義母をみていると、人生先を生きていることに対するリスペクトを感じます。

妻が、義母のガラケーに関して、auに電話したところ、機種代金無料のガラホを勧められ、電話とショートメールは使っただけ実費となる2年縛りのVKプランE(N)税込817円/月があると説明されたようでした。

義母はメールもネットもやらないので、ガラホで電話だけ使えれば十分なのかもしれません。

義母のために、楽天モバイルで電話もメールも毎月無料のスマホデビューをと考えていましたが、端末購入時のポイント還元が6か月の期間限定のポイントであり、そもそも2万5千円ものポイントをどうやって使うのかと妻に言われて、こちらの旗色は悪くなってきました。

前知識もほとんど無く、auに電話した妻は、電話向こうのオペレーターにとってはカモネギに近いお客だったに違いありませんが、機種代金無料のガラホをエサにして月曜日に返事をくれるよう先方に期限を切られてしまったようです。

年間1万円を超える利用料金になると思いますが、この先どこまで生きられるかわからない義母にとっては、どうでもよいことなのかもしれません。

私自身も気力が萎えてしまいましたが、楽天モバイルへの乗り換えは私自身の乗り換えのための知識とはなりました。