短編アニメ「ゲーリーじいさんのチェス」は独り相撲の可笑しさ

今日も晴れたり曇ったりの天気になりましたが、雨は降りそうにありません。

5時ごろにトイレに起きて寝直し、7時半ごろに再び起きてゴミ出しをしました。

小さな子供達が数人ひとかたまりになって、ランドセル背負った後ろ姿が坂を下っていきました。

このところ何かに夢中になると、寝るのが遅くなってしまうようです。

少しづつ時間がずれて、悪い方向へ向かってしまうので要注意です。

今日の天気予報は、晴れ所により曇り、最低-1度、最高7度、風速2.22m/s、湿度27度、外が雲と日差しが交互にやってきて、明るくなったり暗くなったり、そのたびに気が高揚したり沈滞したりを繰り返しています。

歳をとると、自分の健康や、自分が近づきつつある年寄りの話に自然と注意が向くようになります。

第70回アカデミー賞アカデミー短編アニメ賞を受賞した「ゲーリーじいさんのチェス」は秋の公園で一人チェスをする老人の話です。

ゲーリーじいさんは1人きりで、チェスボードの両サイドを行き来してチェスを指しています。

黒を指すゲーリーと白を指すゲーリーは、表情が全く変わり、まるで人が変わったように見えます。

窮地に追い込まれた白のゲーリーじいさんが、心臓を押さえて倒れてしまい、黒のゲーリーじいさんが慌てて、気を逸らしたすきに白はボードの向きをくるっと回し、まんまと勝ってしまうという、まるで他愛の無い話です。

勝ったゲーリーじいさんは、負けたゲーリーじいさんから、掛け金の代わりに入れ歯を受取りニンマリとするところで、カメラが遠ざかり物語は終わります。

台詞は無く、ゲーリーじいさんがチェスの駒を置く際に発する声や笑い声のみですが、ゲーリーじいさんの独り相撲の可笑しさなしぐさを見ていて、なぜかほのぼのとした気分になります。

多分日頃、私たちも自分で問い、自分で答えるという、ゲーリーじいさんのチェスと同じようなことを日常的に繰り返しやっているからかもしれません。