認知症になるリスクを減らす

2月10日水曜日、良く晴れ上がった、正にsunny dayというにふさわしい日和です。

朝、妻の目覚ましがチリチリ鳴っているのを聞いて飛び起きました。

ゴミを一つぶら下げて外へ出ると、赤いセーターを着た女性が犬を連れて路の向こう側を公園の方向へ曲がっていきました。

再びベッドへ入ると、入れ替わりに妻が起き、すぐに寝入られないまま、舌の口まわしをしていると、やがて眠りに落ちていきました。

何やら夢を見ていたようですが、妻の声で起こされ、寝過ごしてしまったことを少し悔いながら、ベッドでごくごく軽い腹筋、腕立て伏せ、スクワットをしました。

妻の用意してくれたブランチを食しながら、テーブルの上に目をやると、タブレットからは相変わらずコロナウィルス関連のニュースが流れてきます。

食後、妻は最近刺しゅうに凝っていて、妻の母にプレゼントするために、額縁を百均で探すため外へ出ていきました。

趣味が体を動かすモチベーションになっているので、妻は当面認知症から免れるべく良い生活を送っていると言えるかもしれません。

翻って、今年誕生日を迎えれば、かつて思ってもいなかった70歳の大台に乗ってしまう我が身のことを考えると、遅寝遅起きの不摂生が定着してしまって、規則正しい生活を送っているとは到底言い難く、この先大丈夫かと心配になってきます。

昼日中の心地よさの中で、朦朧とした意識状態で、そのまま元へもどらなかったら、認知症の世界へそのまま入って行ってしまうのではないかという恐れがいつもつきまといます。

歳を取って、誰でも人生最後の末節を汚す認知症にだけはなりたくないと思っているのですが、医学は進んでいるようで、まだまだ逃れる術を授けてくれるほどのレベルには達していません。

歳を取った人の多くが恐れるアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症は、糖尿病や脳血管障害など生活習慣から引き起こされることが多いと言われます。

糖尿病や脳血管障害を避けるためには、塩分控えめのバランスの良い過食無き食生活と、適切な有酸素運動で脳の血流を増やし、高血圧や高脂血症のリスクを減らすことが大切とのことです。

趣味を楽しむことは常に脳を刺激し活性化するので認知機能低下のリスクを下げるというデータがあり、厚生労働省の認知症予防や支援のひとつの方法として挙げられています。

楽器の演奏や、編み物などの手芸、料理などの手作業など、体の一部を使う活動を通して、脳を活性化できる生活習慣も効果的であるとしています。