絆創膏をはがした跡

今日は朝から雨が降っています。

九州ではたった半日で1か月分の雨が降ったとか、変わりやすい天気に要注意です。

ここ名古屋の天気予報は、最低16℃、最高17℃、なんとこれはめずらしい1日の気温差がわずか1度です。

雨で冷やされて、ベランダから入ってくる外気が少しひんやりとしています。

明日は、曇り後晴れで、妻から車で実家へ行きたいと言われているので、また止まらないよう、備えあれば患いなしでバッテリー充電をしておくことにします。

ほぼ12時に始めたので、早ければ15時半、遅ければ18時半頃に充電完了になるでしょうか。

前回5月8日(金)に充電しているので、まだ1週間しか経っていません。

バッテリーが弱っているように思えるので、どれくらいで完了するか分かりません。

指をいつの間にかケガをして、バンドエイドをしていたのですが、1晩後に外したら、跡が真っ白になって、しわしわになっていました。

いつものことで、別に驚くことではありませんが、これは一体何と言うのでしょう。

これは、皮膚がふやけてしまうのが原因だそうです。

皮膚は常に皮膚呼吸をしており、体温調整の為少しずつ汗をかいています。

バンドエイドで皮膚を覆うことで、汗が乾燥しきれず、白くふやけてしまうということです。

また、時々臭くなるのは、ふやけた部分に繁殖した菌の死骸が原因だそうです。

従来の医療では、傷は消毒した後、乾燥させてかさぶたをつくることで治癒する、という考え方が一般的でした。

また、絆創膏もその考えに伴い、ガーゼ部分に消毒薬を含んだものや、通気性に特化した商品が次々と販売されました。

しかし近年では、人間が持つ自然治癒力を利用し、湿潤環境を保って治す方が、早くきれいに治癒するという、モイストヒーリングの考え方が注目を集めています。

また、消毒薬はばい菌と一緒に、傷を治してくれる菌も殺してしまうことから、最近では使用しない方が良いという医療機関も増えてきているようです。

これまでの茶色のテープにガーゼの外見とは異なり、乳白色でゴムっぽい素材をしたハイドロコロイド絆創膏というのがあるそうです。

ケガをすると、血液と一緒に滲出液(しんしゅつえき)という体液が分泌されていて、これが皮膚の組織再生にとても役立ちます。

このハイドロコロイド絆創膏は、傷口をしっかり覆い、湿潤環境を保ちながら、傷口を常に滲出液で満たすことで、より早く、きれいに治すことができるということです。

ハイドロコロイド絆創膏は百円前後の普通のバンドエイドと較べると、少し高めの価格になっているようですが、それでも安いものでたかだか数百円のものです。

一度試しに、どのようなものか使ってみるのも良いかもしれません。

よくケガをする手以外に、私は時々、二の腕や体のあちこちを強く掻きすぎて傷を作ってしまい、血が出ている時には、バンドエイドを貼るのですが、バンドエイドをはがした時に赤くなって、痛痒くなってしまうことがあります。

手にバンドエイドを貼った後は白くなるのに対して、こちらは赤く痛痒くなり数日は治りません。

これは細菌が繁殖して腫れたり、かぶれてかゆみを引き起こすのが原因だということです。

汗をかいたりしても同じようなことが起こってしまうようで、バンドエイドの絆創膏の中の通気性が悪いとどうしても、そういうことが起こるそうです。

また、絆創膏をはがすときの痛みなどで、物理的な刺激を起こすのも、かぶれの原因の1つになっているとのことです。

またアレルギーでかぶれたり痒みを引き起こす場合もあります。

絆創膏の粘着剤や消毒成分に対するアレルギーによるものが考えられます。

かぶれは正式には接触性皮膚炎といい、刺激や毒性のあるものに触れたことで起こる一時的刺激性接触皮膚炎と、アレルギー反応によって起こるアレルギー性接触皮膚炎に分けられます。

絆創膏でかぶれが起きる原因の多くは、細菌が繁殖することによって起こる一時的刺激性接触皮膚炎です。

透湿性や通気性が悪い絆創膏を使うと、汗をかいたときに蒸れてしまい、そこに雑菌が繁殖します。

すると、細菌の代謝物によって皮膚が刺激されてかぶれてしまうのです。

絆創膏の貼り方も、無理に引っ張って伸ばそうとせず、自然な長さのままで貼るのが良いようです、

伸ばして貼ると無理な力がかかるため、肌に負担をかけ、かぶれの原因となります

水に触れたり汗をかいた時は、すぐに絆創膏をはがして新しいものに取り換えるのが良いようですが、アレルギーの場合は、絆創膏を使用せずに、ガーゼと伸縮性の包帯(ネット)で対処すると、かぶれたり痒みを起こすことがありません。

ただ包帯の欠点は、簡単に外れやすいのと、腕や足以外には使い難いことです。

最近は「液体絆創膏」というものがあります。

絆創膏というとガーゼやテープ上の物をイメージしがちですが、実は絆創膏は貼ったり塗ったりする「膏薬」から派生した医療品であり、厳密にはガーゼやテープ状のものだけを指す言葉ではないとのことです。

絆創膏の役割は「傷口を塞いで感染症など防ぐ事」であり、それが出来るのであれば塗ろうが貼ろうがどちらであっても絆創膏と言えるそうです。

液体絆創膏も絆創膏の例に漏れず傷口をしっかり塞ぐ機能を持っているのですが、傷口を塞ぐという一点で言えば液体絆創膏は絆創膏の中でも一番完璧にこなしてくれる医療品と言えます。

液体絆創膏は傷口に覆いかぶさって固まるので、言ってみればかさぶたを素早く作っているようなものです。

かさぶたが固く傷口を覆い雑菌などを一切寄せ付けないように、液体絆創膏も固まってしまえば傷口を完璧に覆います。

水に強く、傷口を密封し、邪魔にならないのが利点ですが、塗布時にかなり痛いというのが欠点です。

塗った後は薬剤が乾くのを待ちます。

液体絆創膏が固まるまでにかかる時間は塗付量にもよりますが、大体数分から数十分程度です。

小さな傷口に薄く塗るだけであれば、数分で完全に乾きますので水仕事の間に怪我をした場合などには非常に助かります。

透明な液体なので傷の治り具合が絆創膏を剥がさずに分かりますし、ガーゼ型の絆創膏と違って張り替える必要もありません。

十分に傷が治ったと思ったら、かさぶたを剥がすように優しく固まった薬剤を剥がします。

液体絆創膏の主成分は「コロジオン」と呼ばれる液体で、コロジオンに含まれるエタノール成分が空気中で揮発すると固まります。

丈夫で割れにくく、固まった後もある程度の粘性があり、ある程度動く部分に塗っても剥がれません。

消毒成分などが含まれている液体絆創膏などもあり、傷口の殺菌効果があるものもあります。

使用者がやりがちで一番やってはいけないのが、この液体絆創膏を深い傷口に使うことだそうです。

ガーゼとは違って完璧に出血を止めてくれるので出血の多い大きな傷に使いたくなりますが、液体絆創膏は体にとっては異物です。

多少体に入っても害はありませんが、深い傷に塗り込むと細胞の活動を妨げますし、症状が悪化して痕が残ることもあります。

大量に塗りこんで傷口の奥で固まってしまった液体絆創膏を取り除くには、麻酔を使った手術のような大掛かりな医療作業が必要になります。

そもそも、瞬時に固まるわけではないので大きな傷口の出血を止める用途には向いていません。

無害なので少量であればそのまま体内に放置されてしまうことが多いようです。

液体絆創膏はあくまで小さな傷口を簡単に塞ぐためのものということです。

絆創膏にもいろいろあります。

ちょっとした指の傷は、よく水を使うので、液体絆創膏が便利そうですが、体内に残るかもしれないと言われると躊躇します。

何種類か揃えて、使い分けることが賢明なようです。