身長が縮んでいるショック

今日はいつになく早起きして、名古屋市の特定検診・がん検診を受診するため病院へ出かけました。

生憎の小雨で、時間が早いため、バスは通勤客で満員状態です。

濡れた傘を持ちながら、揺られよろけながら地下鉄駅に着きましたが、電車も混んでいて、ずっと立ちっぱなしでした。

駅から歩いて10分ほどで病院でしたが、予約していた時間ぎりぎりに着きました。

特定検診の受診者は着替えないのに対し、人間ドックの受診者は着替えるので、一目で分かります。

確かに超音波検査やバリウムX線検査が無いのであれば、着替える必要は無いので、病院にとってもコスト減になるのかもしれません。

確か4年前に初めて受けた時は、特定検診でも着替えたような気がします。

特定検診の受診者と、人間ドックの受診者が同じ廊下の長椅子に並んで座っていると、特定検診受診者が貧乏人臭く見えます。

特定検診は会社の健康診断レベルかそれ以下程度なので、あっという間に終わります。

私は今年のがん検診は肺がんと大腸がんだけなので、こちらも簡単に終わりました。

ただショックだったのは、身長測定でした。

この数年何となく、身長の測定値が低いよう感じられましたが、頭の毛が薄くなったためかぐらいにしか思っていませんでいた。

ところが、今年はとうとうセンチの単位がワンランク下がり、明らかに年々縮んでいるようだと認めざるを得ない結果となりました。

わが身も、病院の中を回遊している高齢者のように、いつか背中が丸くなり、全体が小人のように縮んでしまうのかと思うと、情けない気分になります。

ある病院の医師が執筆した健康コラムによると、「40歳以降平均すると10年で1センチ縮みます」(社会医療法人同人会耳原鳳クリニック「健康雑記帖2014年」より)とのことです。

人間の身体の水分量は、子どもで70%、成人55~60%、老人50%と、加齢によって減少していきます。

これにともなって背骨の椎間板の水分量も減少して、厚みが薄くなり身長が低くなるそうです。

猫背など背骨が歪んでしまうことや、股関節や膝関節を曲げて立つ習慣、また、O脚変形なども身長が低くなる原因です。一般に、姿勢が悪くなってしまうと身長が低くなる可能性があります。

若いころと比べて、身長が1~2センチ(50代)、2~3センチ(60代)、3センチ以上(70代以上)低くなっていたら、姿勢の悪さや骨粗しょう症をチェックする必要があると言われます。

腹筋や背筋などが衰えることで、骨盤や脊椎を支えられなくなって、姿勢が悪くなったりして、身長が縮んでしまうこともあるようです。

身長が縮むことを予防するためには、筋力の低下を補うため無理のない継続して行う運動が良いようです。

ウオーキングやストレッチ体操など、足を中心に筋肉を使って筋力を毎日少しずつ鍛えるのが効果があるそうです。

また、腹筋を鍛えることが骨盤のゆがみの矯正にもなるとのことです。

ただ単に鉄棒ぶら下がり体操をすれば身長が元に戻るという、単純なものではないようです。

今日の特定検診は身長が縮んでいることを思い知らされて、意気消沈して午前中に家へ帰ってきました。

これからはウオーキングやストレッチ体操に真面目に励んで、少しでも小人化への進行を遅らせる努力をしなければいけません。