歳を取ると声がかすれしわがれる

今日は朝はとてもよく晴れていましたが、少しずつ雲が出てきてやがてすっかり雲で覆われました。

しかし雨は降ることは無く、気温も昨日と同じくらい暖かに感じられました。

歳を取ると声がしわがれるようです。

男性の場合は老人になると、160Hzから170Hzと、20代の青年期に比べて若干声が高くなるようです。

これは加齢によって声帯が痩せて細くなるのが原因とのことです。

また、加齢によって、声帯筋を覆う粘膜内のヒアルロン酸が減少して潤いが低下したり、長年の声帯の酷使によって声帯に細かい傷やポリープなどができると、声帯が滑らかに震えることができなくなるので、声に雑音が混じり、ざらついた印象の声になっていくようです。

さらに、声帯の開閉は、喉周辺の筋肉によって行われますが、他の部位同様、加齢で筋力が衰えると、声帯がゆるんで振動しにくくなり、かすれ声になってしまうようです。

また、肺活量の低下によって声の音量も下がるし、口の開閉や舌の動きをつかさどる筋肉も衰え、さらに滑舌も悪くなります。

つまり体の他の部位と同じく、「声」も加齢によって、確実に衰えていきます。

老人の特徴である「かすれたしわがれ声」は、このようにしてできあがっていまうようです。

声帯とその周辺の筋力低下を防ぐため、日ごろから声をよく出す(話す、歌う)ことがなによりも重要なようです。

歌うのも良いし、絵本などを子どもに読み聞かせるイメージで、音読するのも良いそうです。

誰もいない家に閉じこもり、気がつけば一日誰とも口をきかず、声を出さない、といった生活が続くと声帯や舌の筋肉はどんどん衰え、声がかすれて出にくくなったり、滑舌が悪くなったりします。

精神面でも声のためにも、人とのコミュニケーションは重要です。