自動車任意保険の中断証明書

10月29日、日曜日、快晴、少し風が強い一日。

車を売却すると、喪失感があります。

名古屋に来て以来、いつも車を所有してきましたから、いざいつでも自由に駆ることのできた車が無くなってしまうと、何か大切なものが無くなってしまった感があります。

車を置いて帰る時、路まで出てちらりとふり返り、唯一自分に忠実であったものを渡してしまったという少し寂しい想いがありました。

今日の名古屋は、快晴、最低11度、最高21度、風速0m/s、湿度78%、少し風はありましたが、いつも車でしか通らなかった路をゆっくり歩いて辿ってみました。

車を売却した時、自賠責保険の手続きは買取業者に任せても大丈夫です。

しかし、自動車任意保険は、自分で保険会社に連絡して手続きをする必要があります。

車を売却するときは、数年は車に乗らない予定であっても任意保険の中断証明書を発行しておくことがおすすめであると、ネットでは書かれている記事が多いです。

中断証明書を発行すると、10年以内であれば任意保険を解約せずに一時休止状態にできるためというのが理由です。

少しわかり難いですが、中断証明書を発行してもらわないと、新たに車を購入したときに入る任意保険は等級がリセットされてしまいます。

6級からのスタートになってしまうため、20等級であったものが、6級に落ちて任意保険を契約すると保険料が上がって大損をすることになります。

老齢で、もう全く車に乗らないという人以外は、解約ではなく、中断を選択するのが普通のようです。

保険会社に中断証明書を発行してもらうことになります。

解約と中断の関係が少し分かり難いですが、SBI損保の場合は、中断証明書の発行は、解約手続きと同時もしくは解約後・満期日以降でも、マイページから手続き可能のようです。

ここで、満期日以降でも可能というところがポイントです。

実は中断証明書を使って、次の車を購入するときに任意保険を契約するときにはインターネット割引が利用できなくなるからです。

通常、解約すると、経過した月に基づいた返戻金が支払われますが、これは、自動車税の還付金のような月割りではありません。

例えば、契約した日から半年経過であるにも関わらず戻ってくるのは、支払った金額の30%に過ぎません。

SBI損保のインターネット割引は継続でも1万円もありますから、返戻金が1万円以下で、保険満了日までに次の車を購入するのであれば、車売却後に解約も中断証明書の発行もせず、新たな車購入後、保険の乗り換え申請をしてインターネット割引を利用した方がお得の場合があります。