例年と変わらぬ穏やかな元日の風景

1月1日、元旦、日曜日、あたらしい年、2023年が始まりました。

朝は、妻が用意したおせち料理、雑煮、伊達巻、栗きんとん、黒豆、かまぼこ、昆布巻き、田作り、野菜の煮物、他にも正月定番の品書きは多々ありますが、我が家はこれで充分です。

基本の品書きは16種類、多いものは80品目もあるそうですが、そのすべての具材が縁起物として、いわれがあるようです。

私のような庶民は、そのような高級おせちにはついぞお目にかかったことがありません。

ともあれ、新年の挨拶、今年一年の健康を願って、新年の乾杯は下戸の私に合わせてジュースです。

お正月元旦の、名古屋の天気は、晴時々曇、最低3度、最高11度、風速4m/s、湿度52%、昼過ぎまでは晴れて青空も見られ、少し暖かさも感じられる日和でしたが午後から曇りました。

11時頃にエントランスのポストを確認すると、年賀状がゴムで束ねられて入っていました。

年々減る年賀状ではありますが、どこかでもうやめますと宣言するのも難しいものです。

出していなかった相手には申し訳ないと思いつつ、残っている年賀はがきにしたためて、郵便局本局で投函するため、妻とウォーキングも兼ねて外出しました。

例年と同じく、川に沿って15分ほど歩いて郵便局へ行きます。

青い空に白い雲がなびき、風もあまり無く、日も差しているので、ウォーキングをしているスポーツウエアの主婦何人かとすれ違います。

今年は川にカモの姿は見られませんでしたが、真っ白いサギのような鳥が一羽、浅い川面にエサを探して歩いているのを見かけました。

しばらく眺めていると、中々収穫は無いようで、川面をあちらこちら場所を変えて探している姿を見ると、ついエサを投げてやりたくなります。

郵便局の本局に着き、中へ入ると大きな赤い箱が用意されているのは例年見慣れた風景です。

妻がまとめて投函している脇で、一人の男性が一生懸命年賀状を書いているのも馴染みの光景です。

今年の元旦は窓口に長い列は無く、郵便局の中は比較的余裕がある雰囲気です。

我が家へ戻る途中、杖を突いた腰の曲がった老婆と背の高い老爺、孫らしい若い娘の一団と川沿いの小径ですれ違いました。

これから近くの神社へ初詣に行くのでしょうか。

さらにしばらく行くと、なぜかじっと動かないブルドッグを、中年の男が立って歩くよう、しきりに促しています。

途中、イオンへ寄ると、あまり混んではいませんでしたが、買い物をする人々がカートを押して、のんびりと歩いていました。

我が家へ着き、しばらくすると、空には険悪そうな雪雲が流れ込んできました。

しかし、雪雲はそれ以上広がらず、夕暮れ時には、青空も見えて、オレンジ色の夕日が街の建物のまにまに沈んでいきました。