音楽に縁遠くなったことに歳を感じる

10月23日、日曜日、日射しの眩しい昼下がり、子供たちが外で遊ぶ声が聞こえてきます。

1週間に一度だけ、ステレオのスイッチを入れ、FMチューナーからの放送を聴いています。

10時からの小川洋子の毎週様々な本を紹介する番組以外は、ほとんど個性のない最近のラップかアイドルタレント或いはコミックミュージックなど、若者向けのつまらない放送です。

ただ、時々動かさないと機能しなくなるので、1時間だけ流している音です。

テレビ台として鎮座しているオーディオセットですが、古いレコードプレーヤーはこの何十年と動かしていませんし、同じく古いCD/LDプレーヤーにCDを乗せるのは月に1回程度で、カセットデッキは録音が機能しなくなり北の部屋で分解された状態です。

車によく乗っていた頃には、よく聴いていた音楽も、普段の生活の中でほどんど耳にすることがなくなり、音に対する感性が鈍りつつあるかもしれません。

イヤホンやヘッドフォンは音が外へ漏れるし、今年耳鼻科で点検してもらった時に、高音部の機能が落ちつつあると医者に指摘されて、耳の疲れるヘッドフォンは全く使わなくなりました。

若い頃は、いつでも音楽は身近にあったように思いますが、音に対して次第に縁遠くなりつつある71歳になった我が身のことを鑑みると、歳をとるとはこういうことかと自然と受け入れています。

外界からの刺激によって、心は励起され活性化されるといいますから、刺激として一つ要素を欠いた私の日常は損をしているのかもしれません

今日の名古屋は、曇り所により晴れ、最低14度、最高24度、風速1.11m/s 、湿度45%、どこもかしこも秋の気に満ちています。

10月も早、後半に入り、残り1週間余りとなりました。11月も目前で、木枯らしの吹きすさぶ冬がもう間近に迫っています。