義父のお墓の護持会費振り込み用紙一枚から、色々と考えること

今日も快晴雲一つ無く、外の空気はひんやりとして、少しヒリッとする日射しとチグハグに感じられます。

朝の食事が終わってから、郵便局に行き、義父から依頼されてお寺に払う護持会費というか維持費、年一回の12,000円を窓口で振り込み手数料金110円を払って振り込みました。

義父は、平和公園に自分たちの入るお墓をすでに買っているので、その区画を管理している寺社に、お墓の清掃や管理の名目で毎年支払っていますが、今年から振り込み手数料金110円が掛かるようになりました。

郵便局の窓口の説明では、昨今のキャッシュレス化の流れで、カードや通帳を使ってATM振り込み以外、窓口扱いは手数料がかかるようになったということでした。

護持会費や維持費は、お墓の清掃、管理のほか、菩提寺の運営費にもなりますが、金額は年間で5,000円から2万円ほどが相場のようです。

菩提寺にお墓があるという事は土地を購入するという事ではなく、墓地を永久に使用する権利を購入するという事であり、これはお寺以外の霊園などでも同じようです。

義父の場合、12,000円は相場の中間値ですが、高いのか低いのかよく分かりません。

しかし、義父義母がお墓に入った場合、後お墓を維持していくのは、長女である妻になるので、果たして毎年12,000円を払い続けていくことができるだろうかと考えてしまいます。

お寺の修繕などがあった場合はその都度、寄付の要請が来たりするようですから、益々支払いが可能かどうか不安になります。

私と妻が死んだ後は、他家へ嫁いだ妻の妹がお墓の面倒をみるのでしょうか。

しかしその後は、遠く離れて住む妻の妹の子供たちが面倒みるとは思えないので、いずれは墓じまいをして合祀のような形になってしまうのでしょうか。

墓じまいの方法としては、取り出した遺骨を自宅に持ち帰り手元供養をするか、新たに墓を作り納骨する(改葬)か、永代供養や散骨などにするか、様々なようです。

遺骨を現在の墓から取り出し、別の供養先に納骨することを、改葬(かいそう)と言いますが、改葬には改葬許可申請書、埋葬証明書、受入証明書などの役所への届け出が必要です。

散骨や自宅で供養をする場合は、基本的に必要はありませんが、自治体によっては求められることもあるとのことです。

ネットで調べると、墓の管理費の未払いで経営が圧迫される寺や霊園を救済するべく、平成11年の「墓地、埋葬などに関する法律施行規則の改訂」によって、墓地や霊園の管理者は管理費が支払われず放置された状態で一定期間が過ぎた墓の遺骨を掘り返して合祀ができるようになったそうです。

しかし、そのようなことにならないまでも、檀家をやめるときには、高額な離壇料などを請求されることもあるようです。

離壇料の相場は5万円前後~20万円までと幅広いようです。

離壇料は法律などで定められた支払いが必要なものではなく、今までお世話になったというお布施の一環とのことです。

すべて自身で進めることは難しいと感じる場合などは、自治体の相談窓口で相談することもできますが、行政書士に代行を依頼することも可能なようです。

私が死んだ後は、残った者に負担をかけたくないので、海洋散骨で最も費用も掛からない委託散骨でしょうか。「千の風になって」どこにでもいると思えば、それも考え方一つです。

義父のお墓の護持会費振り込み用紙一枚から、色々と考えることがありました。

名古屋の天気は、快晴、最低10度、最高21度、風速0.28m/s、湿度67%、予報とはいえ、最低気温が10度とは、季節は知らぬ間に深まっていきます。

午後から図書館へ図書返却のため行きます。