初めて鶴舞中央図書館へ訪問

7月29日、金曜日、5時過ぎ目覚めて、北の部屋前の廊下にオレンジ色の強い曙光、何事かと驚き行って見ると、今正に昇りつつある朝日でした。

ゴミ袋を下げて、径へ出ると坂の下方から風が吹いていました。

路面が濡れているようなので、昨夜寝ている間に一雨降ったのかもしれません。

名古屋の今日は、小雨、最低26度、最高34度、風速0.28m/s、湿度63%、昼過ぎ、まだ降っていませんが、これから天気は変わりやすいのかもしれません。

午後から図書館へ行こうと思っています。

届いている予約図書は3冊、残りの予約中の一冊が届くのは来月に入ってからですので、8月3日までの返却図書は今日返却することにします。

今日は鶴舞中央図書館へ足を運んでみようと思っていました。

40年以上も名古屋に住んでいるのにも関わらす、鶴舞中央図書館は、多分初めてです。

お金の掛からない知的探検といったところでしょうか。

名古屋市は大都市ですので、区ごとに図書館があります。

シルバーパスを使って巡って図書館巡りをしてみるのも面白いかもしれません。

まだ、左足の膝は痛いので、少し歩いたほうが健康のためにも良いでしょう。

コロナ感染が猛威をふるっているので、外の出歩きはあまり好ましくありませんが、ワクチン4回目の抗体がそろそろピークになりつつあると信じて、なるべく人のいない隅をねらって歩くようにします。

名古屋のコロナ感染者数は、5,078人、愛知県は15,675人、東京都40,406人、国内233,094人、何とも凄まじい感染者数で、第6波の2倍以上と言われます。

バスと地下鉄に乗って、鶴舞中央図書館へ初体験です。

鶴舞線は久しぶりに乗るのですが、可動式ホーム柵とかホームドアといわれているものが無いので、一瞬おやっと思わせます。

あることに慣れてしまうと、ホームから電車の入ってくる軌道までが、スカスカ過ぎて、とても危険に思えます。

早いスピードで、ホームへ入ってくる電車に向かって、誰かに後ろから突き飛ばされたら、イチコロです。

盲目の人だけではなく、普通の人にとっても危険そのものです。

入ってくる電車が何となく、古いように感じられるのは、いつも乗り慣れている路線と妙に臭いが違うせいでしょうか。

確か鶴舞線は、地下鉄としては、他の路線よりも開通したのは新しいはずです。

乗っている人たちも、いつも乗り慣れている路線よりも、高齢者の数が少なく、若者か現役バリバリの人の比率が高いように思えます。

駅名が八事、杁中、御器所、鶴舞、何やら古からの曰くがありそうな地名が続きます。

鶴舞の最寄りの地下鉄出口は、5番出口で、ネットでは駅から随分と近いと思っていましたが、ホームからの歩く距離を考えると、意外とあります。

地下から地上へ出て、ぱっと目にした印象は、少し汚ないなといった感じです。

最初に目にするのが、国鉄中央線の高架とその下に並んだ、一杯飲み屋風の店の並びでした。

目を転じれば、名古屋高速が数本頭上を覆っていますから、視界に圧迫感があります。

スマホを取り出し、近いとは言え、方角が分かりませんから、google mapを出して、鶴舞中央図書館の場所を確認して歩きだすと、間違えて反対方向に歩いていました。

土地勘がないと、ナビがあっても、あらぬ方向に進んでしまうことはあります。

鶴舞中央図書館の洒落たレンガ色の立派な建物は、ガードをくぐってすぐ目と鼻の先でした。

高齢の老爺と少し腰の曲がった老婆、若い颯爽とした女性が玄関目指して歩いて行きました。

私も続いて入ると、いつも行っている図書館と較べて、随分と大きな建物です。

さすが中央と呼ぶだけのことはあって、図書館に守衛が居るのに驚かされます。

はじめての建物に入った時には、まずトイレに入ることにしています。

トイレの広さ奇麗さで、その施設の快適さを測るようなところがあります。

トイレに入った印象としては、当たり前の話ですが、随分年季が入っているという印象です。

トイレは古いタイル貼りで、暗く狭い感じがします。

いつも行っている図書館も古いですが、少しだけ広いだけで、造りは大差ありません。

少しがっかりしましたが、トイレから出てきて、書架の並んだフロアを歩いて回りました。

さすがに、いつもの図書館の5倍から6倍は広く感じました。

雑誌は、中央図書館だからといって、沢山置いてあるわけではありません。

但し、普段見慣れない、オーディオやパソコン専門誌が置いてあります。

比較的最近の芥川賞受賞作や直木賞受賞作の小説を探しましたが、やはり最新のものはありません。

最近はネット予約が主ですから、当然と言えば当然のことです。

書架の間にいくつか椅子は見られますが、机はほとんど置いてないので、本は基本的に手に持って読むスタイルになります。

フロアを探索している間に、瞬く間に時間が過ぎて、帰らなければならない時間になりました。

夏の時間は長くて、まだ日は落ちていませんでしたが、地下鉄とバスに乗って、家へ帰り着く頃には、いつもの夕食時間を過ぎてしまいそうでした。

再び地下鉄に乗ると、仕事が終わって帰宅を急ぐ人が多いのか、車内はとても混んでいて、ずっと立ちっぱなしで家路に就きました。