桜の開花宣言は出たけれど、まだまだ1分咲きか2分咲き

早朝6時少し前に目覚め、トイレに行きました。

家の中はまだ暗いので、少し早いかと思いましたが、窓から道路を見ると、白々として、充分な明るさがあるので、ゴミ出しをすることにしました。

早朝の空気は新鮮で、東の空には赤く眩しい太陽がぽっかり浮かび上がりつつありました。

今日の名古屋の予報は、曇り所により晴、最低13°、最高19°、風速: 0.28 m/s、湿度: 70%、少し風はありましたが、外を歩いているうちに温かくなります。

朝のブランチ後、昼少し前に、妻が近くの公園と川沿いの桜がどの程度になっているか観に行こうというので、一緒に付き合うことにしました。

このところ、妻はウォーキングに積極的で、多分私よりも毎日距離を歩いています。

私の住むマンションから坂を下っていくと、学校の門があって、そこに植えられた桜はほころび始めていますが、まだまだと言った感があります。

そこを過ぎてさらに行くと、池のある小さな公園に出ます。

その池の周りにぐるりと桜が植えられていて、一周することができます。

ゆらゆらとした昼下がりの暖かい陽射しの下、ゆっくりと路なりに池を巡っていくと、張り出した桜の枝に、一つ、二つと桜が開花しているのが見られます。

名古屋の桜の開花宣言は3月22日に出たようですが、まだまだ1分咲き、場所によって2分咲きといったところでしょうか。

明るい緑色の水面に鴨が6羽、たゆたうように揺れ、日の暖かさを受けながら昼寝をしていました。

池の周りを歩いて、住宅街を通り、道路を渡って、マーケットを過ぎると、街を縦断している川に出ます。

川幅は10メートルもない中小河川ですが、住宅地の中を流れているので、両側は小ぎれいで洒落た散歩道のように整備されています。

今どきは水量も少なく流れもあまり強くないので、散歩道から見下ろすと、鴨のつがいが数羽流れに沿ってゆっくりと下っていくのが見えます。

川に沿って植えられたソメイヨシノは、黒い幹の所々に可憐な桜を垣間見せてくれますが、川面に伸ばした枝は、膨らんだ蕾をたわわに抱えて、その時を待っているようです。

散歩道の所々に置かれたベンチに、小犬を連れた高齢者が座って、一部待ちきれずに開いてしまった白い桜を、何か物思いに耽りながらじっと眺めています。

遊歩道を先に立って歩く妻は、時々立ち止まっては、道端にふわりと咲き誇る花の一群にスマホをかざして写真を撮っています。

googleを使って検索し、これは何の花と、何やら難しい西洋の名前を私に告げますが、聞いた次の瞬間には、私はもう忘れてしまっています。

ぐるりと巡って、私たちの住むマンションに戻ってきました。