ゆとりーとラインに乗って小幡緑地へ

青い空が晴れ渡って、実に気持ちの良い天気になりました。

名古屋では明日からシルバーパスが年730回の回数制限になります。

去年からパスが使えるようになった妻の提案で、彼女が一度乗りたかったという、ゆとりーとライン(名古屋ガイドウェイバス)に乗りにいくことにしました。

特に高架を走っているバスに乗りたいという妻の希望で、行きは大曾根から小幡緑地、帰りは小幡緑地から砂田橋まで乗ることにしました。

我が家から大曾根まで行くにも、バスと地下鉄を乗り継がないといけません。

天気も良く、昼を少し過ぎた頃に家を出ました。

丁度バス停に向こうからバスがゆっくり走ってくるのが見えたので、少し走って間に合いました。

一度バスに乗ってしまえば、後は乗り継ぎに移動するときに歩くだけです。

月曜日の昼下がりということもあり、バスもゆったり座れるだけの余裕があります。

やはり乗ってくるのは高齢者ばかりが目立ち、病院のあるバス停で数人がぞろぞろと降りていきます。

地下鉄は、ガラガラの車内に、月曜日にも関わらず若者の姿が目立つのが奇妙です。

妻は運動のためといって、駅の乗り換えに階段を使って上り下りしますが、私はくたびれるので、なるべくエスカレータを使います。

地下鉄も名城線に乗り換えて、スマホでニュースをチェックしている間に大曾根へ着きました。

大曾根駅では一旦地上へ出てから、屋根の下をゆとりーとラインの案内に従って歩くと、長いエスカレーターを上った先で高架のホームへ出られます。

しばらく待つと、ローラーを車輪の外側へわずかに張り出させた専用バスがやってきました。

一見、普通のバスとほとんど変わりがありません。

ガイドウェイバスの利点は、専用軌道を走るため、渋滞の無い定時運行と、ガイド輪により運転が不要で安全性が確保しやすいというものです。

ガイド輪を伸縮させて、普通の道路を走っているときは通常のディーゼルエンジンを積んだバスと全く変わりありません。

高架をバスだけが走っていて、駅もあるので、電車のような景色ですが、車内はエンジン音も聞こえて明らかにバスですし、反対車線を行きかうのはバスですから、奇妙な感覚ではあります。

名古屋に住んでいて、普段はこちらの方面にはあまり来ません。

少し高い場所から、アパートやマンションのドアやベランダを見下ろしていると、多くの人々の人生が垣間見えるような気がします。

乗る前は、平日の昼頃でもあり、多分ガラガラだろうと思っていましたが、驚いたことに次から次へと敬老パスを持った老人が乗ってきて、途中で降りていきます。

満席で、数人が立っていますから、私の普段利用しているバス路線よりも乗降率は高いように感じられました。

小幡緑地で降り、せっかくなので、公園内を少し散策することにしました。

案内板がありますが、平日の昼下がり、広大な公園内は人影もまばらです。

一角の子供遊具のある場所では、母親が小さな子供数人を遊ばせていました。

途中、キャンプ施設もあって、中をどんどん歩いて行くと、落ち葉の積み重なった小路があり、昼なお暗き森のような様相を呈してきます。

久しぶりに森林浴をしたような気分になります。

緑ヶ池を見たかったのですが、どの路を行けばよいのか分からなくなって、途中で諦め戻ることにしました。

戻ってくる途中で、竜巻池をぐるっと周ると、思いのほか水がきれいで、デコイのようなマガモが、水面に群れて泳いでいました。

公園内にあるレストランで、入口近くで売っていた大きな大根は¥150で、妻にどうかと言いましたが、大きすぎて、隣に置いてあったジャガイモ2個を買って出てきました。

公園入口にある大きな施設であるスポーツセンターでトイレに入ると意外と綺麗で、そのあとエレベーターでゆとりーとラインのホームに出て帰宅の途に就きました。

我が家へ着いたのは午後3時で、ほんの数時間の外遊びでありました。

今日の名古屋は、快晴、最低-1度、最高6度、風速1.67m/s、湿度37%、少し風はあるものの、快晴で申し分の無い行楽日和でした。