最近のモータースポーツの電動化の潮流が面白い

1月15日、月の真ん中、午後の昼下がり、暖かい日の光が優しく感じられる一時です。

今日は、観音竹をベランダに出しました。

玄関アルコープからリビングに入れ、今年初めてベランダに出して、水やりをしました。

濃い緑のストライプが入った細長い葉が、四方八方に気持ちよく開いて、勢いと静寂を同時に感じさせる不思議な樹形です。

年間ほとんど玄関に置いてある時期は、日が当たることはめったにないのですが、冬場リビングに持ってくると日当たりがよいので、この短い期間に1年間分の陽ざしを浴びているようです。

今日の名古屋は、曇り、最低-1度、最高8度、風速1.67m/s、湿度45%、曇りの予報なのに、昼時ポカポカ暖かい陽が当たっています。

ネットでモータースポーツの記事を読んでいたら、F1やWRCなどの世界的な自動車レースにも環境保護の潮流が顕著のようです。

既にフォーミュラEが2014年から開催されています。

ベース車体はワンメイクとなっており、パワートレインであるモーターユニット、インバータ、ギヤボックス、リアサスペンションなどが各チームで自由に開発可能となっています。

それでも、モーターユニットは予選で335馬力、決勝で270馬力と決められており、EVとはいえモンスターマシンであることに変わりはありません。

参加チームはアウディ、BMW、DSオートモビル(シトロエン)、ジャガー、メルセデス・ベンツ、日産自動車、ルノーといった自動車メーカーが実力派のレーシングチームと手を組んで出場しているので、次第にプライベーター中心からメーカー中心のワークスチームへ移行が進んでいます。

今のところは、マシンがF3レベルであること、エンジン音が静かなため、最高峰のF1と較べると、一流ドライバーの反応は芳しくないようです。

しかし、マシンの性能が向上し、いずれF1を凌ぐようになると評価も変わり、最高峰のF1にとって代わる存在になるかもしれません。

2022年より電動化を果たすWRC世界ラリー選手権も注目されているようです。

最近、EVがモータースポーツで注目されるようになった発端は、2018年のパイクスピーク・ヒルクライムにおいて、フォルクスワーゲンのEVであるI.D. Rパイクスピークが、他の並みいる高出力エンジン車を抑えて、新記録を打ち立てて優勝したことでした。

このVWのEV・I.D. Rパイクスピークは2基の電気モーターを搭載し、最高出力680馬力、最大トルクは649Nmを発揮、0-100km/h加速はわずか2.25秒というF1をしのぐ速さをみせる性能ですから、並みのEVではありません。

しかしこの成功が、早い時期に世界ラリー選手権がEVマシンへと転換する可能性があること示したとのことでした。

VWは、今回の優勝した車両とは別のバッテリー開発プログラムを並行して進めており、最終的にエネルギー密度が向上し、軽量化されているにもかかわらず同じエネルギーが得られたと述べるとともに、充電器についても革新的な技術を投入して、将来は充電時間についてもかなりの短縮が可能になるはずだとしています。

モータースポーツで使われているEVは、市販されているEVとは全く別物とはいえ、一部の技術は高級EVに取り込まれて、性能の向上と一般化が期待されます。

現在、ル・マン24時間レースで4連覇しているのは、トヨタハイブリッド車ですし、これから燃料電池車もモータースポーツに登場してくるかもしれません。

モータースポーツの世界では、100年に一度の変革期を目の当りにすることになるかもしれません。