暖かく静かで穏やかなお正月

1月1日お正月を迎えました。

朝から良い天気で、暖かく、静かで、穏やかなお正月の朝です。

今年1年もこのように、つつがなく過ごしたいものです。

お正月の朝は、妻と私の2人だけですが、恒例のお正月おせち料理で祝います。

年に一度出す漆の器に、ほんの少しずつ、伊達巻やかまぼこ、栗きんとん、田作り、黒豆を並べ、古から伝わった伝統の一端を食しました。

お正月の挨拶の後に、お酒の飲めない私に合わせて、今年1年健康であることを願ってジュースで乾杯しました。

分厚い新聞の記事の話題は、今年もコロナウィルス・オミクロン株の感染警戒が目立ちます。

現在、名古屋市の一日当たりのコロナ感染者は、まだ1桁で小康状態を保っていますが、オミクロン株の市中感染のニュースもありました。

徐々に感染者数が増え、コロナ第6波への警戒が呼びかけられています。

私と妻も去年の6月に2回目のワクチン接種を終えていますが、そろそろ3回目のワクチン接種の接種券配布が開始されそうです。

今年は、去年のコロナ禍の中での東京オリンピック開催に続き、北京冬期オリンピックが2月4日から2月20日までの17日間開催されます。

人権問題で何かと批判やボイコット制裁など批判の多い中国での開催となります。

食後、年賀状を取りに、エントランスまで降りましたが、外廊下でエレベーターを待つ間、思いの他、空気が冷たく風が強いのに驚きました。

年賀状を出していなかった人への年賀状を何枚か書き、不足分は今年は2枚でしたので、郵便局へ出しにいくついでに買ってくるのも例年通りです。

あえて車を使わず、食後の散歩のつもりで、妻と一緒に郵便まで歩くことにしました。

川沿いに歩いて行くと、春を待つソメイヨシノの並木が、今は吹きすさぶ風に大きく広げた枝を晒していました。

例年見られた鴨が、今年は一羽も水面に見られず残念でした。

郵便局は、3人ほどが並んで待っていましたが、例年と比べるとあまり混んでいません。

と思っていたら、妻が窓口で年賀はがきを買って出てきた時には8人が並んで、入口のドアの外にはみ出していました。

人の流れはほんの少しのタイミングで大きく変わるものです。

帰りに公園の近くを通ったら、ハトがたくさん集まっている場所があり、盛んに嘴でつついていました。

誰かがエサをばら撒いて去ったのかもしれません。

鳩は本来、植物の種子、穀類、豆類などをエサとしますが、街中のハトは人間が与えるエサや食べ物クズ、スナック菓子やファーストフーズの食べ残しをエサとしています。

家へ戻ってくると1時半過ぎでした。

プリンターで印刷をして、妻の書いた年賀状を、今度は私一人で出しに行きました。

先ほどの公園で、父親と小さな男の子が珍しくも凧揚げをしていました。

狭い公園の中では、凧もさほど高く上がるわけではありませんが、紐を引いて走る子供は嬉しそうな歓声を上げていました。

再度郵便局から帰ってくると4時近くになり、しばらくして夕日が西の空を染め始めました。