チョットした失い物

朝1時間ごとに目覚めてしまうが、もう習慣のようなもので、治したいと思うこともない。

定年退職すると、いつ寝ていつ起きようが自由なのだから、生活に支障が無い限りそのまま何もしません。

もう少し早く寝るようにして、ゴミ出しをしたついでに、そのまま朝のウォーキングに出られるように生活を正したいと思っています。

朝のブランチで、トーストにトマトを乗せ、シリアルと交互に食べながら、会社生活を送っていたときは、きちんと3食摂っていたのだと思い出します。

何らかの強制がないと、規則正しい生活は送れないようです。

あとは習慣で良き生活を取り戻すしかないのでしょう。

今日の名古屋の天気は、晴れ所により曇り、最低20度、最高31度、風速1.11m/s、湿度59%、久しぶりに快晴で、まるで南欧のような優しい日差しと耳元に優しい風を感じる一日です。

午後から、イオンへ出かけ、妻に届いた新しいイオンカードへのポイントの転送を設置端末で済ませました。

歩くことは体によいので、散歩のついでに、私も同行しました。

妻が目ざとく入口に、雨の日100円サービス券と掲示してあるのを見つけました。

カード転送を終えて、妻はさっそくサービスカウンターでちゃっかりサービス券をゲットしていました。

平日日中とあって、イオンの中は人もまばらです。

なぜか、平日昼頃なのに、小学生高学年くらいの女の子が母親と買い物カートを押しながら歩いていました。

私はトイレへ行ってから、妻を探しました。

1階の生鮮食品売り場を2回まわって、2階でようやく妻を見つけました。

中央吹き抜けの周りに1つおきにテープで×されたソファが並んでいました。

×して座れないようにするよりも、1つおきに抜いて、別の通路や店舗の前へ椅子を移動して利用できるようにしたほうが、良いのではないかと思います。

ソファに座って、Googleニュースを見ていたら、妻が戻ってきたので、1階の食料品売り場で買い物をして帰ることにしました。

妻と一緒に買い物すると、あれもこれもと買い込んで、結構重くなります。

帰りはウェイトで負荷をかけてウォーキングしているようなものです。

イオンの出口で、呼び込みのアナウンスが流れていて、その中で「当日…券」というのがチラッと聞こえました。

妻はハタと気づいて、雨の日100円サービス券を思い出しました。

妻はそれが雨の日のみ有効なサービス券だと勘違いしていたのでした。

外はかんかんとした日差しの降り注ぐ天気だったので、妻は今日は使えないと思っていたのでした。

どうやら今朝方は一時雨が降ったのかもしれませんが、そのサービス券は今日の発行日が押印された今日しか使えない当日券でした。

100円損したわけですが、このような類の話は、過去によくありました。

会社の食堂で、自動販売機を利用した時に、100円玉を落として、ころころと販売機の下へ転がり、どうしても見つけられなかったことを思い出しました。

100円200円と、チョットした失い物のいくつかを、つらつらと思い出しながら帰ってきました。

いくつかのチョットした行き違いや失敗も、チョットした失い物と同じ類かもしれません。

ほろ苦いそれらのことを想いながら、今ある人生の不思議を感じます。