5時半にゴミを出したときは、空は重く垂れこめ曇っていましたが、まだ降ってはいませんでした。
それからまた寝て起きた時は、いつ果てるともなくぽつぽつと雨は降っていました。
今日は特定検診の日で、予定は午後でしたが、1時間早く家を出ました。
バスと電車を乗り継いで、今日は送迎用のパッソの丸っこい車の姿が駅のコンコースに見られませんでした。
駅から病院まで10分もかからないのですが、1時間に1回の送迎の時間以外にあの車は、どこで一体何をしているのでしょう。
何度も往復した白い路が今日はなんとなく寂しげに感じられました。
少し早く病院へ着いたので、特定検診の窓口のある待合室は誰もいませんでした。
検診書類を受付箱に入れてしばらく待ちました。
随分上の方にぶら下がった液晶テレビに映るニュースを眺めながら時間をつぶしていると、しばらくして案内の女性がやってきて名前を呼ばれました。
書類のチェックがあって、まずは検尿です。
トイレに行って、今日は難なく出ましたので、カップをトイレの中の置き台へ乗せてから待合室へ戻りました。
待合室に人が増えて2,3人の年取った人が、受付の女性と話をしていました。
案内の女性が待っていて、言われるままにエレベータで2回へ上がりました。
そこで、血圧、身長、体重を計って、再び1階へ戻ってきます。
今年は、身長がほんのわずかですが戻っていました。
血圧は2回計りましたが、随分と差があって安定しません。
体重計測は服を着たままですから、かなりいい加減と思いましたが、家で風呂後に計る体重とさほど変わりません。
1階では腹囲想定と年取った男性医師による問診がありました。
服の上から聴診器を当てて聞いていましたが、異状があっても分かるのでしょうか。
最後は2階へエレベーターで上がり、案内の女性の後について、採血室まで回廊を歩きます。
途中、人間ドッグの数人が、作務服のような恰好で廊下の長椅子に座って待っています。
私も座って待っていると、すぐに名前が呼ばれました。
処置室へ入ると、ベテラン風の看護婦がいて、実に手慣れた採血で、最初にチクリとして、ほとんど痛さを感じることなく無事終わりました。
今日の名古屋市の特定検診は、以上で終了となり、無料なので、そのまま会計へ寄ることもなく、病院を後にしました。