短編アニメ「レイト・アフタヌーン」夢うつつの間を彷徨う認知症の老婦人の空想世界にいつかは自分も落ち込むのかも

今日は2月も残り2日前の27日土曜日、朝から光溢れてすこぶる良い天気です。

名古屋の天気予報は、曇り、最低4度、最高13度、風速1.11m/s、湿度22%、当たってません。良く晴れています。

昨日は車で少し動き回ったので、休日の今日はコロナ感染も避けて家に居ます。

先日観たアニメ短編映画「レイト・アフタヌーン(Late Afternoon)」は、アイルランドで制作されたわずか9分の作品です。

認知症の老婦人が、過去の記憶と現在の狭間で漂う様を描いているのですが、ある意味、身につまされるものがあります。

自分の身を振り返ってみれば、近くには93歳の義父、89歳の義母がいて、私自身も今年誕生日を迎えれば70歳になってしまいますから、短編の中に描かれている世界はひょっとして身近に紙一重で在る現実かもしれません。

アニメの場面では、ある暖かい午后の日差しの中で一人の老婦人が椅子に座っていて、娘がアフタヌーンティーを運んでくるのですが、老婦人が紅茶に浸したクッキーが半分折れてカップの底に落ち込んでいくのを覗きこんでいるうちに、空想の世界に落ち込んでいきます。
 
子供の頃に遊んだ浜辺の楽しい情景、亡くなった夫や生まれた子供、 家族との絆が優しい描写で描かれていきます。
 
この作品は、夢とうつつの間を彷徨いながら生きている老婦人の一日を描いています。
 
そこには教訓もアンチテーゼもなく、あるがままの姿を淡々と描いています。