胃もたれは節制と適度に運動するのが良い

今日は1月11日、1が3つ並ぶお目出たい祝日、成人の日です。

テレビの映像では成人式のハレの日に振袖姿が煌びやかです。

ただ一点、会場で配られたのか、皆一様に黒い立体マスクをしているのが、見た目異様で不気味です。

黒いマスクは海外でもよく見られる光景ですが、ハレの日に相応しいかどうか、誰も何も言わないところを見ると、単なる私の偏見かもしれません。

欧米では、日本でよくみられる白いマスクは病院を想像させるとして厭い、黒いマスクをシックでファッショナブルな色としてよく使うようです。

既成概念で凝り固まった私は、黒いマスクを見ると、黒い帽子に黒メガネと黒マスクの強盗スタイルを想像してしまいます。

あと違和感のあるのは、華やかな女性達の後ろに控える男の子たちです。

男にとって20歳とは何かと考えると、ある者は既に社会に出てバリバリに働いているでしょうし、ある者は自分の将来を見据えて学府で準備をしていることでしょう。

男の彼らにとって、成人式は必要かと、つい思ってしまうです。

女性にとって20歳は人生の大きな起点と言えるかもしれませんが、男性にとっては既に走り始めている途中通過点でしかないように感じられるのです。

欧米では、18歳から成人としている国が多いので、日本のように二十歳でセレモニーは行わないようです。

日本でも幾世代か時が過ぎれば、文化風習とはいえ、いずれは変質して次第に変わっていくのかもしれません。

とはいうものの、せっかくの今日のハレの日、これから社会をつくり上げていく若い彼らに向けて、まずは一献というところでしょうか。

お正月3ヶ日、松の内7日も過ぎて早11日、今日は鏡開きの日でもあります。

我が家では、まだまだお餅が食卓にのぼって、浮かれ気分の余韻に浸っているわけですが、食べ過ぎて少々胃もたれ気味になることがあります。

胃もたれとは、食べたものが胃から十二指腸へなかなか排出されず、胃の中に留まっているために胃が重く感じる、むかつくなどの不快感などの症状があらわれることです。

胃に留まる時間が長くなるほど、胃がもたれやすくなると言われます。

意外なことに、食べ物が胃に留まる時間は、ごはんやお餅は30分です

牛すき焼きやうどんは3時間、ビーフステーキや天ぷらは4時間です。

どうやら、お餅以外に食べる、副食の摂り過ぎに問題があるのかもしれません。

また齢になって胃のぜん動運動する働きが衰えると、食べ物の消化に時間がかかり長く胃に留まることになり、胃もたれが起こりやすくなるそうです。

さらに加齢にともない胃の粘膜を守る血流が弱くなることも、胃の不調を招く原因になります。
 
加えて胃酸や胃粘液の分泌量は年齢とともに減っていくため、胃を守る機能は低下していきます。
 
歳をとることは抗えませんが、自覚して節制することも必要です。
 
食事は、脂っこいものばかりを食べないように注意し、よく噛んで食べ、量は腹八分目を心がけることが肝要です。
 
胃が冷えることで、胃の機能が低下し、胃もたれを引き起こす原因となるそうですから、同時に胃を温めることで胃の働きを助けることが出来るそうです。
 
また運動不足によって、胃の排出機能が弱まると、食べ物が長い時間胃に滞留することになりますから、胃もたれを引き起こしやすくなります。
 
有酸素運動(ウォーキング、軽いジョギング、自転車こぎなど)、筋肉運動(屈伸、腹筋、腕立て伏せなど)の自分が続けやすい運動を定期的(週に3回~4回)におこなうように習慣づけるのが良いようです。