備えあれば憂い無し

今日は久しぶりに雨が降って、昨日よりは気温が少し下がったようです。

朝は寝坊して、7時半にゴミ出しをしましたが、誰とも会うことなく戻ってこられました。

再び寝床へ入る私と入れ違いに妻が起きました。

外は雨が降っているため、少し暗くて寝過ごしやすくなっています。

また起きた時は、いつものように、定年退職者として、こうして生きていられるのが不思議な感覚の朝です。

先日、確定拠出年金について妻と話をして、現在の運用を一旦しめるべく、スイッチングをして、定期預金へ移したのですが、その時なんとも言えぬ喪失感を感じました。

結局、米国株価と日経株価が下がったというニュースをみて、不安になり取り消しをしてホットしたのですが、その時の自分の感じた反応が我ながら妙でした。

確定拠出年金の毎日の上下を見ながら、それが見られなくなることに対して寂しいと感じたのかもしれません。

それは当たらない宝くじを、永遠に買い続ける心境と似ているのかもしれません。

株式は短期に上下する運用は、素人が手を出してはいけないといわれますが、所謂インデックスと言われる株式市況に従って上下する運用は長期に渡ってであれば良いとされます。

長い目でみれば、経済は一般的にインフレが進むので、株価が上がるということの前提に立っているように思います。

ところが、この1年間はコロナウィルス禍の影響で、一旦大幅に下がったこともありほとんど上昇しませんでした。

大幅に下がったところで、買っていれば儲けられたはずですが、素人は怖くて中々できるものではありません。

確定拠出年金運用は自己責任ですが、定年退職後はお金で冒険はできませんので、常に安全優先の運用です。

銀行の定期運用では、全くお金が増えないのが悲しいところです。

来年は妻も65歳になって、多くはありませんが年金を正規にもらえるようになるので、改めて今あるお金でどこまでやっていかれるのか、計算をしておいたほうが良さそうです。

今の生活が、この先成り立っているのか、見極めをつける必要があります。

場合によっては、現在の生活を大幅にレベルダウンしないといけないかもしれません。

入ってくるお金と出ていくお金は計算できるので、先のシナリオは見えてきます。

先の憂いがあったとしても、また色々な方策が考えられるし、突然破綻することは無いので、心の準備をする時間的余裕も稼げます。

先への備えあれば憂い無しです。