COVID-19と株価

本日の名古屋は晴れ、最低4度、最高13度の予報で風もあり寒さを感じる天気になりました。

COVID-19の国内感染者数は昨日より32人増えて1,138人となり、北海道162人、東京都152人、愛知県145人、大阪府135人、兵庫県113人となりました。

特に東京都が増えており、感染経路不明、クラスター不明ということもあり、急激な増加オーバーシュートが発生する恐れがあるようなので心配です。

米国ジョンズ・ホプキンズ大学のシステム科学工学センター (CSSE) が公開しているCOVID-19の海外の感染者数は全世界で382,108人に達しています。

81,553 China、63,927 Italy、46,450 US、35,136 Spain、29,056 Germany、23,049 Iran、20,128 France、9,037 Korea, South、8,795 Switzerland

となっていますが、中国以外はイタリアが突出し、米国の感染者数が急激に増えています。

特にイタリアの死亡者が6,077人に達しており、中国の死亡者3,160人をはるかに超える深刻な状況になっています。

まるで映画の中の世界を見ているようですが、これが現実に起きていることとは信じられません。

昨日夜散歩でイオンへ行きましたが、トイレットペーパー、ティッシュペーパーとも山積み状態ですから、物不足パニックの峠は過ぎたようです。

これからどうなっていくのか伺う指標の一つとして、株式市場があるようです。

中国では、発表の虚偽について2万人以上の無症状感染者の存在が暴露されていますが、それでも全体的に収束段階に入ってきているとみなされています。

株式市場はそれを大いに好感しており、収束段階に入りつつあるとみて一気に急反発して世界的に独歩高の様相を示しており、新高値更新さえ伺う動きといった非常に底堅い推移となっているようです。

日本の場合は、検査態勢がまだ整っていないということで感染しているがまだ数字としては判明していない人たちが数多く眠っている段階である可能性も高く、この態勢が整えば一気に感染者数が増加する恐れがあるとされています。

COVID-19の影響と消費税10%への増税により、株価は残念ながら200週移動平均線まで大きく落ち込んでしまった現状となっています。

収束段階に入っている中国市場のような底堅さはなく当然独歩高もなく、ワクチン普及が開始されるまでは米国市場に連動して株価の上下が繰り返されるようです。

ヨーロッパでは、イタリアで一気に感染者が出てしまい、そこから欧州全体に感染拡大しつつあります。

200週移動平均線を割り込むかなり厳しい調整局面となっているようです。

どの程度の感染者数で抑えられるのかある程度の指数関数的な感染者数の伸びを経て、それが収束してくるかどうか、まずは中国同様の封じ込め政策を大胆に行ったイタリアの情勢を注視している状況のようで、それまでは、生産活動、経済活動の停滞に合わせて株価も下がり続けるとみているようです。

今回のCOVID-19は圧倒的な致死率があるウイルスではないので人類存亡の危機はまずあり得ません。

従って現状はパニック売りとみることが出来て急反発確率は収束により急調整すればするほど高まるといった状況となるとみているようです。

米国はヨーロッパに少し遅れて、新型コロナウイルスが全国感染拡大し、現在感染者数はイタリアに次いで4万人を大幅に超えました。

人口比でいけばさらに感染者数が増えることが考えられます。

株価は史上最高値更新中であったこともありパニック売りが起きましたが、200週移動平均線に達する前に、FRBの動きもあって反発して現段階ということになっています。

先行指標足る株式市場らしく大暴落のリバウンドは起きたものの全値戻しをする感じではなくまだ気迷い状況を示しているといったところのようです。

COVID-19は短期的には米国内経済にも影響があると考えられますが中長期的には米国内経済が底堅く推移している状況ですので、いずれ浮上してくると考えているようです。