暑くもなく寒くもなく丁度良い一日

今日はとても良い天気で、暑くもなく寒くもなく、また湿気もなくて、窓からの風も心地よい一日となりました。

明日から連休に入るので、午前中に1か月に一回通院している近くの病院へ、泌尿器科の薬をもらいに行きました。

予約制をとっていないためか、いつ来ても混んでいる病院で、待合室には子供を連れた主婦や老人が、備え付けのテレビに映るニュース画面を見上げて、じっと待っています。

私は廊下のなるべく端の椅子を見つけて、持ってきた伊坂幸太郎の小説を読んで待っていました。

個人病院で耳鼻科があるためか、子供の姿が多くて、私も良く見てもらう中年の女医さんの診察室には、子供の喜びそうな小さな人形がたくさん飾ってあります。

ただ、耳鼻科は次に受診する人が診察室のカーテン隔てた椅子に座って待っているので、妻などは診察内容が聞かれると言って嫌います。

個人病院ではこのような所が多いのかもしれませんが、看護婦はそれなりに何人かいるので大病院のように、一人終わったら、先生が先の患者のカルテを書き込んでいる間に、一人呼ぶようにすれば良いように思います。

効率が悪いので、頑なにこの方式を通しているのか、そのような配慮に気づかないかのどちらかでしょう。

私は今日は耳鼻科ではありませんが、呼ばれて診察室に入ると、先生との会話は、特に変わり無しでいつもの薬を出してもらうという問診だけで終わり、ほんの数分で出てきました。

なぜかこちらの科の先生の診察室は一人終わったら一人呼ぶようになっているようです。

またしばらく薬が出るまで、待合室で待つこと数十分、その間はまた小説を読んでいました。

短い廊下なのに、母親がよちよち歩きの幼児をあやしながら行ったり来たりします。

小さい子供は一時もじっとしていることが出来ないようで、母親は自分の子が可愛くなければとてもやってられないでしょう。

再び呼ばれて、窓口で薬を受け取り清算をして、病院の玄関を出ると、外はきらきらと太陽の光がまぶしくて、青い空にくっきりと白い雲が浮かんでいました。