我が家の確定申告書類を税務署へ提出

今朝は妻に起こされるまでもなく、いつものように、7時少し前に起きて、ゴミ出しをしました。

起きれる時は、目覚ましを鳴らすことなく、不思議とパッと目が覚めます。

天気は快晴で、今日は、我が家の確定申告の書類を持って、税務署の確定申告相談を受ける日でした。

ご丁寧に国税庁の予約サイトから、昨日と今日、予約予定のLINEメールが入っていました。

間違えて、また予約のボタンを押してしまい、途中でやめる方法が分からなくて放置していたら、時間が経って、予約進行の一端中止のLINEメールが入りました。

お国が運営しているサービスとは思えないほど、随分と対応が細やかで感心します。

今日の名古屋は、曇り後晴れ、最低1.8度、最高11.1度、風速3m/s、湿度47%、平日、火曜日には勿体ないくらい良い天気で昼間は少し暖かく感じられるほどの陽気でした。

税務署の予約は午後でしたので、歯医者の予約のあった妻が先に外出しました。

妻が居なくて、私が外出するときは、一旦玄関から出て、また戻ってくることが多いです。

何か忘れているような気がして戻ってくるのですが、電気の切り忘れ、戸締まり等、特に問題なく、安心してまた出ていきます。

戻ったら座敷わらしが居たなどというようなことはありませんが、誰も居ないはずの家へ戻るというのは、何となく薄気味の悪いこともあります。

税務署の予定時間よりも、少し早めに着くように我が家を出ました。

平日火曜日の昼時であるにも関わらず、バスも電車も意外と人が多いので驚きました。

駅に着くと、制服姿の学生がホームに溢れていました。

試験中で、学校が早く終業しているのでしょうか。

税務署の最寄り駅から、税務署まで、1時間に1本バスが出ています。

バスと電車を乗り継いで、その時間に合わせて来るというのも難しいものです。

駅から税務署まで、徒歩でも15分位なので、天気も良いので運動のため歩くことにしました。

Google Mapでは、地図上で税務署の近くに混雑中の表示が出ていました。

随分とよくできたソフトです。

もう何度か来た勝手知ったる馴染みある路を歩いていきました。

両側1車線の狭い道路を挟んだ街路の両側には小さな店が立ち並び、かなりローカルな下町を歩いている気分になります。

赤い窓の洒落たパスタレストランから、主婦らしい2人の中年女性が出てきました。

店の奥さんが入口まで出てきて来店のお礼を言っているのが見えました。

夫婦でやっている小さなレストランなのか、このコロナ感染蔓延の時期、商売は中々大変かもしれません。

駅から真っ直ぐ歩いてきた通りの交差点を曲がって、閑静な住宅地をしばらく歩きました。

やがて目の前に、先日義父の確定申告書類を出しに行った税務署とほとんど同じ造りのあまりぱっとしない建物が現れました。

大都市である名古屋市にも数ヶ所に税務署がありますが、何処へ行っても、規格品の安上がりな建築なのかもしれません。

先日と同様、やはり入口を入ってすぐに受付があり、50代くらいの頭の薄い男性職員が対応していました。

私の前に2人いましたが、受付で何の用事で来たのか説明しているようでした。

私の番が回ってきて、スマホのLINEの予約画面を見せると、まだ時間が早かったため、予定の5分前に、再度受付へくるように告げられました。

丁度良いので、トイレで体調を整えて、1階の狭いロビーで椅子に座って5分前になるのを待ちました。

再度、受付へ行くと、今度は50代か60代の男が受付の男に文句を言っているようでした。

その男は、どうやら予約もせずに税務相談に来たようでした。

男は、仕事で忙しく、今日この時間しか空きが無かったので訪れたと、窓口で言っていました。

受付の担当者は、その男に、朝当日の整理券を入手するか、スマホでLINE予約をとるように告げ、また出直すよう、やんわりと断っていました。

男は受付に、怒ったような口調で同じことを言い、不満そうな顔でぶつくさ言いながら帰っていきました。

私は再度LINEの予約画面を見せて、受付の後ろにあるエレベーターに案内され、3階へ上がりました。

廊下に椅子が並んでいて、既に私の前に数人が待っていました。

税務署の男性担当者が何人かいて、待っている人に、今日はどのような要件できたのか聞いて回っていました。

私のところにも男性担当者がきたので、既に確定申告書はほぼできているが、一部質問事項があるため訪れたことを告げました。

すると、男性担当者は簡単に終わると判断したのか、私に向かって、前の人を差し置いて、先に説明会場となっている部屋へ入るよう告げました。

中では、数台のパソコンが並んでいて、別の担当者の指導を受けながら、数人の中年女性や男性が入力作業をしていました。

頭の禿げあがった中年男性担当者が、私の対応をしてくれました。

まず私の質問事項に対する説明をしてもらい、それにもとずいて、確定申告書類にボールペンで追記をしました。

担当者は、渡した確定申告書類の中身をざっと確認し、第一表から第三表の複写コピーを外し、添付必要書類を台紙にホッチキス止めしました。

今回は手書きの確定申告書類でしたが、中の計算の確認は受領後に他の担当者が確認し、何かあれば後日連絡があるとのことでした。

私の質問事項に対しては要領を得ない返事でしたが、なんとか処置を終えて確定申告書類を渡し、控えに受領印をもらって出てきたのはわずか15分後でした。

ほっとして税務署を出てきて、来た路をゆっくり歩いて駅へ向かいました。