小説を聴く生活

会社生活で毎日が忙しく送っていた頃は、夜遅く車で帰ってくる時に、小説を聴くのが好きでした。

毎週会社が休みの土曜日か日曜日に図書館へ行くのですが、音楽CDやカセットテープを借りてくるついでに、CDやテープの小説も借りてきて通勤の帰りの車の中で聞いていました。

会社への通勤は車で片道約40分かかりますが、行きはニュース、帰りは小説を聴くのが、私の定番でした。

カセットテープなどは、ほとんど誰も借りていくことはないようで、面白そうな小説を図書館予約で、片っ端から借りていくことができて、いつかそれが楽しみになっていました。

文字で読むのが億劫な小説も、問わず語りの小説となると、つい聞き入ってしまう魅力があります。

定年退職してから、車をあまり運転しなくなり、どこかへ出かける時は必ず単行本の小説を持っていくのが習慣になりました。

今でも音楽を聴くように、小説を聴くというスタイルはとても洒落ていると思っています。