ジムの更衣室にはいろいろな人がやってくる

4月5日、土曜日、快晴、今日あたりは、大勢の花見客が公園や動物園は繰り出していうかもしれません。

昼頃、妻は買い物に外出、私は風呂掃除、午後からスポーツジムへ出かけます。

ジムは今月2回目、シルバーパスは2回使用、累計利用回数は8回、余裕は2×5-8=2回です。

今日の名古屋は、曇り所により晴れ、最低11度、最高18度、風速1m/s、湿度35%。

トレーニングルームは、天気の良い土曜日であるにもかかわらず空いていました。

今日も、大きな外人男性2人にトレーナーがマシンの使い方を説明していました。

このところ、ジムへ行く度に、新しく訪れた人にトレーナーが案内する姿が見られます。

いつからか忘れてしまいましたが、左の膝が無理に曲げたり、正座をする時に痛みます。

従って、筋力マシンでトレーニングするときに、負荷を控え目にしています。

帰りに更衣室で着替えていると、目の前で、いつもジムにやって来る特殊施設の若い男性がいました。

近くに引率者であろう中年の男性もいて着替えていました。

男性は思っていたよりも背が高く、その背中だけが見えていました。

彼が大きな声で、稚拙で意味不明な言葉で、どうやらジムの後で買ってもらうお菓子のことを話しているようでした。

中年男性が小さな声で、優しく言葉を返して、二人は途切れることのない会話をやりとりをしています。

男性は、やはり若くてパワフルなため、素っ頓狂な言葉を発するたびにぴょんぴょんと跳ねます。

私は、下がって来るその背中を避けるように身をずらせるのですが、彼はそんなことにはお構いなしのようでした。

中年男性は、彼にまるで父親のように柔らかい言葉で返していました。

二人はやがて更衣室を出ていきました。

彼等がいなくなった更衣室は、急に広く感じられ、静けさの向こう側からクラシック音楽のBGMが流れていました。

中年男性の慈愛に満ち、抑制した寛容さから、二人は本当に親子だったのかもしれません。