井戸川射子の「この世の喜びよ」を読み始めた

9月1日、日曜日、とうとう9月に入りました。

台風は一体どうなったのか、曇っていた空にいつの間にか青空が見え、日射が降り注いでいます。

ネットで台風情報を検索してみると、台風10号(サンサン)は今日9月1日(日)正午、東海道沖で熱帯低気圧になったようです。

ただ、熱帯低気圧に変わっても、暖かく湿った空気が流れ込むため、東海や関東を中心に引き続き大雨に警戒とのことでした。

今日の名古屋の予報は、曇り所により晴れ、最低26度、最高31度、風速1m/s、湿度74%、明日は一時雨が降るようですが、火曜日以降は晴れマークが出ています。

井戸川射子の「この世の喜びよ」を読み始めました。

文章が変わっているというのが、最初の印象です。

多分、感情や情緒の飛んだり跳ねたりする変化をダイレクトに表現したかったのかもしれません。

少し、読み難くはありますが、感情の流れと読み解けば、分かり難いところは読み飛ばして何となく話の筋が理解できるようになります。

主人公は、ショッピングセンターの喪服売り場で働く「穂賀」という子育てを終えた年代の女性です。

穂賀は喪服売り場から、ショッピングセンター内の様子を眺めたり、昔を思い出したりするのが習慣になっています。

穂賀は、フードコートにいつも一人でいる少女のことが気になっていました。

少女は中学3年生、15歳で、母親は三人目を妊娠中、少女は家で歳の離れた弟の世話をしています。

少女は、家では1歳の弟の世話をさせられるので、放課後、ギリギリまでここで過ごしているのだと穂賀に言います。

穂賀には、二人の娘がいて、上は小学校教員、下は大学生でした。

穂賀は少女とやりとりをする中で、かつての子育ての日々を思い出します。

そして子育てした経験を思い出し、少女に何か言ってやりたいと思っています。