車の自動ブレーキの評価実験の映像はインパクトを与える

1月12日、木曜日、快晴で昼間の暖かさはまるで春のようです。

リビングの窓際は20度、キッチンで17.8度、この暖かさは有難いです。

勿論、外気温は低いのですが、太陽の恩恵を感じる昼時です。

異常気象で、干ばつ、洪水で大きな犠牲が出ていますが、ヨーロッパの暖冬など、つかの間の天恵に浴する時、次に襲来するかもしれない禍に対して、常に心を引き締めて備えなければいけません。

名古屋の今日は、晴れ、最低2度、最高12度、風速0.83m/s、湿度35%、明日は雨が降りそうですが、明後日にかけて気温は上がりそうです。

動画というのは、常に文章よりも説得力があり、観る者に対し、否応なきインパクトを与えます。

昨日は初詣から帰ってきて、ネットで“JNCAP(自動車事故対策機構)”の行なった自動ブレーキ実験の動画を観ていたのですが、それまで文字を追って調べてきたことが、映像を観た後、覆されてしまうことがほとんどでした。

映像で、スバル・インプレッサとマツダ・アクセラの自動ブレーキ実験を観たのですが、60km/hで走行していても歩行者を識別して衝突を回避する自動ブレーキの性能に感心します。

実際の街中では止まっている車にさえぎられて、ひょいと歩行者が現れる状況がほとんどであろうかと思いますが、45km/hで停止している動画が紹介されていました。

逆に言うと、止まっている車とすれ違うときは、たとえ自動ブレーキを備えた車でも、45km/h以下にスピードを押さえなければいけないということであるのかもしれません。

夜間の照明のある道路、無い道路で、45km/hで走る車が突然ヘッドライトに照らし出される歩道を渡る歩行者を認識して衝突を回避する映像を観ると、このような車をぜひ欲しいと思うようになります。

自動ブレーキの映像の中で優秀な結果を示すスバル・インプレッサとマツダ・アクセラが、アクセル・ブレーキの踏み間違い実験で、両車とも、直前にある止まっている障害に衝突してしまうのを観て、首をかしげます。

制御としては、より簡単なはずなのに何故だろうと考えてしまいます。

この実験であまり良い結果の出なかったメーカーからは、実験の方法にいくつかクレームがあったようです。

逆にいうと、公開された映像が、優劣をあからさまに一般の人に知らしめてしまうために、メーカーに大きなインパクトを与えたということでしょうか。

しかし、2014年の自動ブレーキ実験ではさほどの成績を収めていなかったマツダのアクセラが、2016年の同様の試験でトップになるということは、ある程度車のチューニングの良し悪しもあるのかもしれません。

この自動ブレーキの精度は年々上がっているようですが、それ以前の車のソフトとハードの入れ替えやアップデートをメーカーが提供していないのは、個々の車へのチューニングが対応しきれないことが理由かもしれません。