肺の1年前のCT検査の経過確認CT

6時過ぎに起き、ゴミ捨てに外へ出ると西から風が吹いていました。

いつもは誰かしら、遠くであったり、近くであったり見かけるものですが、誰一人居ない住宅地はかえって妙な気分にさせるものです。

降れば洪水、晴れれば渇水、ヨーロッパでは、連日40度を超える猛暑が続いているようです。

気候変動による異常気象が日常となり、否応なくそれに順応していかざるを得なくなっています。

今日の天気は、晴れ所により曇り、最低24度、最高33度、風速0.83m/s、湿度60%、ギラリと眩しく、素肌がヒリヒリするような日射しの中を歩いていくと、大層強い風が吹いていました。

今日も妻は、実家の老母が、13日に転倒した1週間後の確認のために病院へ付き添って行きました。

骨折はしていなかったのですが、その数日後、打った辺りや腰が痛くて眠れなかったようです。

湿布や鎮痛剤はもらっていたのですが、沈痛効果は期待したほどなかったようです。

90歳を越えた高齢者が転倒すると、本人が一番辛く、周りがそれをなかなか解消してやれないのが無念です。

今日は私も病院で、肺の1年前のCT検査の経過確認CTです。

去年の医師の説明では小さな結核の直った痕だろうということでいたが、念のために1年後の今日再度CTを受けることにしたものです。

先日6月15日の肺レントゲン写真では異常無しの結果でしたから、今回撮るCTで最後だろうと思い病院へ出かけてきました。

バスと電車を乗り継ぎ、もう馴染みとなった病院へ着きました。

予約時間よりも少し早目に着きましたが、来院処理後、受診票を持って受付に出すと、あまり時間を置かずに名前が呼ばれました。

看護婦に案内されて、CT設備の置かれた部屋へ入ると、そこでも女性が待っていて、すぐに測定台に半袖Yシャツを着たまま横になりました。

少し下すぎるのではないかと思われるところに置いてある枕に頭を乗せると案の定、踵から先が測定台から出てしまいます。

それでも、問題無いようで、女性は両手を頭に挙げるように私に指示し、しばらくしてCTが作動を始めました。

「大きく息を吸って、止めて」と声が聞こえ、なぜかこちらは男性の声でした。

CTは痛くも痒くもないので楽です。

瞬く間に終わり、結果は8月に医師から聞くために再び来院することになります。

会計を済ませるため、窓口へ行くと、近くに80代くらいの高齢女性が、廊下へ出てきた女性事務員と何やら話をしていました。

その高齢女性に最近郵送されてきたはずの、ピンク色の後期高齢者保険証を出すように言っているのが聞こえてきました。

高齢女性はそのようなものは、もらっていないし見たことが無いと何度も言い張ります。

幸い、その高齢女性は、郵送されてきた封書一式をハンドバッグに持ってきていました。

女性事務員が、ハンドバッグを覗くのが見えました。

その封書の中に、女性事務員が後期高齢者保険証をみつけました。

その80代女性は一人で病院へ来ていたようですが、家族の付添人がいたらそのようなことになっていなかったでしょうか。

他人事ならずです。私の明日の姿かもしれません。

私の名前が呼ばれ、会計を済ませようとしたら、前回よりもかなり高額だったので、驚きました。

後期高齢者用保険証だったら、もっと負担は軽かっただろうかと思いつつ病院を後にしました。