胃カメラ予約のために病院へ

5時に目が覚めて、ゴミ出しには少し早すぎるかなと思いましたが、外はもう充分明るく、せっかくなので、着替えて外へ出ることにしました。

その前に窓を開けると、冷涼な空気がサーと入って来たので、デジタル時計の温度表示を見ると24.6度でした。

エレベーターで降りて、マンション前の径へ出ると、そよ風が穏やかに吹いていて、空はうっすらと青みを帯びていました。

名古屋の今日の天気は、晴れ所により曇り、最低17度、最高27度、風速1.39m/s、湿度45%、6月6日に関東甲信地方が梅雨入りしたそうですが、九州から我が東海地方に至る地域の梅雨入り宣言はまだありません。

胃カメラの予約をとるために、東海病院の内科に来院しました。

名古屋がん検診の胃カメラは、2年に1回ワンコイン500円で受けられますが、去年ワンコイン(69歳だったので実質無料)でしたので、今年は有料ですが健康保険適応で受診します。

平日というのに、行きのバスは満席で、地下鉄はなんとか座れました。

11時に病院に着き、受付で受診を申し込みました。

ついでに、数日前に送られてきたがん検診の項目に前立腺がん検診が漏れていたので追加してもらいました。

待つこと30分位、相変わらず待合室は、高齢者が多いです。

とはいうものの私も仲間になりつつある身です。

受診前の問診票への記入文字が震えてしまうのは、ボードが硬すぎるためか、それとも最近キーは打っても、文字は書くことが減っているためが、見た目歳を感じさせる筆跡となってしまいました。

しばらくして診察室へ通されると、若い女医さんでした。

モニターを見ながら、空いている日を探してくれて、特定検診の翌週に決まりました。

診察室から出てくると、既に午後1時過ぎとなっていました。

いつも利用を楽しみにしていた、トヨタパッソの病院送迎車はとっくに最終が出ていました。

駅まで来た路を戻っていくと、午後の日差しはすっかり夏で、濃くなった青空にモクモクとした白い雲が浮かんでいます。

戻る途中に日産のディラーがあり、電気自動車の新型車アリアが展示されていました。

シルエットがテスラに似て流麗ですが、堂々たるSUVで車高もあります。

ミニマム600万円を超えるプライスですから、普通の人が買える車では無く、いわんや私のような貧困者には全く無縁の車ではあります。

駅に着き、地下鉄をエレベーターを使って降りていくと、そこは地底の世界で、ほとんど人が居ないのが、まるで映画の映像のようです。

帰りは電車もがら空きで、持ってきた小説を読んでいたら、1駅乗り過ごしました。

良く知った駅であったはずなのに、階段を上がって、下がり、また上がって、見知らぬ地下迷路を彷徨っているような感覚となりました。

バスに乗り換えてもやはり、一つ行き過ぎてしまい、地上に降り立ち空を見上げ、今日は一体どうしたことかと、ブツブツ言いながら家へ戻ってきました。