近くの公園の池の周りの桜は5分咲き

今日も朝から天気が良く、ゴミ出しは6時半、少し寒さを感じましたが、空気はさわやかです。

名古屋の天気は、曇り、最低11度、最高19度、風速0.83m/s、湿度41%、薄く雲が流れていますが、柔らかい日差しも感じられ晴れといって良い天気です。

ブランチを摂って昼頃に、妻とともに、また近くの池の有る公園に桜を見に行きました。

坂を下っていくうちに、小学生の子供達が登って帰ってきます。

温かい日差しの中をまるでひよこのように小さく可愛い姿です。

女の子二人が向こうからやってきて、「5年生になっても一緒に帰ろうね」と交わして別れていきました。

子供ならではの、春の日差しのような会話に微笑ましくなります。

公園近くになると、既に何人かが散策し、所々立ち止まっては写真を撮っています。

池の向こう側で数十羽の鴨が、午后のうたた寝をしながらぷかりぷかりと浮いています。

桜は5分咲きか、池の周りでピンクの斑模様を呈しています。

名古屋の満開は29日と言われていますが、寒暖を繰り返して、進み遅れを繰り返すのかもしれません。

まだまだつぼみの目立つ桜ですが、黒っぽい幹に、白い可憐な花びらとピンクのつぼみがよく映えます。

所々に配置されたベンチに座り見上げると、青い空を背景にして、良く伸びた枝にいくつも花びらが開いて、もうそれだけで幸せに満ちています。

また池をぐるりと周ってくると、母親がまるで人形のような小さな娘二人を並べて写真を撮っていました。

坂を登って帰ってくると、前を杖をついてゆっくり登っていく老婆の寂しい後ろ姿がありました。

誰でも死ぬ間際には一人になるのかもしれません。

行きの昇ってくる子供と、帰りの昇っていく老婆は対のように感じられました。

穏やかな春の日の光の中に、ふと「転生」という言葉が浮かびました。

やがて3時をまわり、4時をすぎると日も浅くなり、次第に日差しも淡い色合いを帯びてきます。

漆喰の壁に、そこだけポッと明るい日差しの照り返しは、忘れかけていた遠く懐かしい光景を思い出させます。